60歳でリタイアしたのは、大学へ通うためということが一番大きかったのですが、ほかには人間関係で煩わされたくなかったということがありました。
勤めているころは、上司や同僚との人間関係で疲れていたのです。
もともとコミュニケーション能力が高くないということがあったかもしれません。
そんなわけでリタイアしてからは、余計な人間関係に気をつかわなくなり、気分的にかなり解放されたものです。
とは言え、この世は、人の住む世の中です。
勤めていたころほどではありませんが、人間関係で悩むことはあります。
いまの大学院の生活にも職場と同じように人間関係があります。
教授や学生たちとの関係です。
全体的には、うまく行っていますが、やはり悩む関係がないわけではありません。
理由は、分かりませんが、同じ専攻の学生にやたらと攻撃的な男性がいます。
まだ20歳代と若いのですが、そしがやは、いつも嫌な思いをしています。
最初は、仲が良かったのですが、ある時期から急に関係が悪くなったのです。
思い当たる節は、ありませんが、何かそしがやが彼にとって気に食わない発言をしたのかもしれません。
ですが、もし同じようなことが職場で起きた時には、かなり疲れはてたと想像しますが、今はそうでもありません。
軽く受け流せるようになったからです。
それは、学内で過ごす時間が現役の頃よりは、少ないし、ほかの専攻のゼミにも出席していて、大学院内でほかの人間関係があるからです。
勤めているころに人間関係に疲れていたのは、その職場の関係がすべてだったからでしょう。
そこから逃げることができなかったからです。
今は、嫌だったら、ゼミだけ出席して、すぐに教室を出ることもできます。
仲の良い、ほかの学生との人間関係もあるので、そこへ逃げ込めばいいのです。
これは、リタイアしていなくても言えそうです。
自分の属している集団以外にも別のグループを持つということです。
仕事をしている人なら、別に趣味のサークルを持つ、とかです。
複数の人間関係があれば、どんなに嫌なことも受け流すことができるものです。
そしがやは、大学院に通うほか、いくつかの趣味のサークルに入っています。
2つの英語のサークルと絵画を見る会です。
そういうのものがあることがいまの人間関係を楽にしていると思います。
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