大河ドラマは、見るときと見ない時があります。
2019年の「いだてん」は、最初の数回は見ていたのですが、飽きてしまい、途中からは全く見なくなりました。
その理由は、金栗四三と田畑政治という二人の主人公の物語と五代目古今亭志ん生が語る架空の落語『オリムピック噺』の語りにのせて進行するという多層的な形式が分かりにくかったということです。
また明治から昭和にかけてのストーリーが大河ドラマとしては、馴染めなかったのかもしれません。
2020年は、「麒麟がくる」で舞台は、大河ドラマの王道の戦国時代になり、明智光秀が主人公です。
最初に俳優交代のトラブルがありましたが、ちょっと楽しみにしています。
さて気の早い話ですが、2022年の大河ドラマの内容が発表されました。
NHKは8日、東京・渋谷の同局で会見を行い、2022年の大河ドラマが、三谷幸喜氏作の「鎌倉殿の13人」になると発表した。鎌倉幕府2代執権で、北条政子の弟北条義時が主人公。主演は小栗旬が務めることが発表された。
今までの大河ドラマというと戦国時代か幕末が多かったのですが、今回は、鎌倉時代の2代執権の北条義時が主人公です。
この発表のニュースを読んでこの大河ドラマは期待できそうだなと感じました。
その理由を3点述べてみたいと思います。
1つ目は、作者が三谷幸喜だということです。
三谷は、今まで2作大河ドラマの脚本を書いています。
この2作とも途中で脱落することなく、ずっと見ていて、楽しめました。
三谷幸喜は、他のドラマも映画も見ているとエンターテインメント性が高く、見ていて後悔させることがないので、この点だけで期待できます。
2つ目は、このドラマの主人公の北条義時です。
あまり知られていませんが、源頼朝の作った鎌倉幕府が3代目で源氏の血筋が絶えて以降、鎌倉幕府を支えていくという人物です。
多分今まで、大河ドラマでは取り上げられたことはない時代でしょう。
NHKにとっては、かなりチャレンジングな試みです。
戦国時代と幕末の繰り返しが多かった今までの大河ドラマのパターンに飽きたので、これも楽しみです。
3つ目ですが、義時は、承久の乱で後鳥羽上皇の官軍と戦って、勝ちます。
日本の歴史上、官軍と戦って、勝利したのは、この北条義時だけです。
このことがあり、戦前からの皇国史観の影響もあってか、NHKでも取り上げなかったのかな、という気がしています。
今回大河ドラマにしたのは、評価できますね。
以上3点の理由をあげてみました。
ただ大分先のことなので、今年は、「麒麟がくる」をまずは楽しみたいと思いますね。
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