そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

老後は、ほんとうは働きたくない人たち

以前通っていたシニア向けの大学のクラスでは、女性の同級生もいましたが、みな経済的に恵まれているようでした。

亡くなった夫の残したビルの賃貸収入で暮らしている人や大企業の社員や公務員だった人ばかりで、ほとんどの人が余裕のある生活をしているように感じました。

ですが、実際の高齢の女性たちは、そんな人たちばかりでないのは、当然です。

こんな記事を読みました。

www.msn.com

2018年に総務省が発表した推計によると、女性の高齢者人口が初めて2000万人を超えたという(出典:総務省統計局ホームページ)。日本の女性の長寿傾向は加速しており「おばあちゃん大国」への道を邁進しているようだ。そうした背景などから、老後資金については男性よりも女性の方がシビアだと言われているが、実際のところはどうなのか? お金の教養を身につけるための総合マネースクールを運営するファイナンシャルアカデミーが、その実態を把握するため「女性の定年後」に関する意識調査を実施した。早速、調査結果を紹介しよう。

 

女性の方が男性より長生きなので、女性の高齢者の方が多くなるのは、自然のことです。

ですが、そんな女性たちの老後資金がどうなのかは知りたいところですね。


「定年後についてどのように思われますか?」という質問に対し、全体の約9割の人が「不安」と回答。その理由をたずねると「年金がもらえるかわからないなど金銭面的に不安があるから」といった声が最も多く挙がっていた。

 

女性の9割が定年後が不安だ答えています。

定年後の不安というのは、女性だけのものではないですが、女性の場合は、男性より長生きなので、なおさらかもしれません。

 

定年後の勤続意向についてたずねたところ「働きたい」「働きたくない」が、50:50という結果となった。「働きたい」と回答した人にその理由をたずねると「お金が足りない」「年金だけでは暮らしていけないから」といった声が上位に挙がり、逆に「働きたくない」という回答の理由としては主に「身体的にきつい」「老後はゆっくり暮らしたい」といった声が多かった。「働きたい」というよりは「本当は働きたくない、働けないかもしれないけれど働く必要がある」と考えている人が一定数存在するという実態が浮き彫りになった。

 

定年後に働き続けたいかどうかについては、50:50という結果になりました。

働きたいが50%ですが、この記事の分析によると「本当は働きたくない、働けないかもしれないけれど働く必要がある」という人が一定割合いると述べています。

これって、老後のあり方としては、誰しもほんとうは望んでいないことでしょう。

働きたくないのに、働かなくちゃいけないのですから。なぜこういう状況になるのでしょうか。

 

現在の保有資産について聞いたところ、「貯金」が最も多く全体の約4割となった。次いで「(資産を)持っていない」という人も約4割近く存在していることがわかった。この2つが圧倒的であり、その他の金融資産などを保有している人はいずれも約1割かそれ以下であるのが実情のようだ。

 

資産を持っていないが約4割いるという数字が出ています。

ちょっと驚きです。

これが「働きたくなくても働かなくちゃいけない」の理由になっているのかもしれません。

 

今回の調査では、「働く女性の3人に1人が保有資産なし」という、ある意味衝撃的な事実が明らかになった。また「定年後にいくら必要か知らない」という人も全体の約8割にのぼり、働く女性であっても、大半が定年後に対する知識不足と準備不足を課題として抱えているのが浮き彫りとなった。

 

この記事では、「定年後に対する知識不足と準備不足が課題だ」と結論付けています。

「老後の不安を払拭するためには、定年前のなるべく早い段階からの、他力本願ではない自らの計画的な蓄えが重要であるといえそうだ。」とこの記事の最後では、述べていますが、その通りでしょうね。

 

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