そしがやは、公務員だったので、「老後は安心でしょう」とよく言われていました。
ですが、世の中そんなに甘いものだとは、考えていなかったので、そしがやは、老後に備えて、資産運用に努めてきました。
その結果、いまは、リタイアして、大学院へ通う生活ができています。
同じ年齢の公務員の知り合いには、いまだに再任用として勤めている人もいます。
無論、経済的な事情だけでなく、生きがいを得たいということで働いている人が多いのかもしれませんが。
そんな公務員の老後ですが、こんな記事を読みました。
公務員の友人と食事をしました。以前は確定拠出年金に加入できなかった公務員も、iDeCoが登場して加入できるようになりました。当然、関心があるだろうと思い、「iDeCo、加入した?」と質問してみたところ、返ってきた答えは、
「ん? なにそれ?」
この記事では、iDeCoのことからこの記事は、始まっています。
そしがやが現役だったころには、公務員には、なかった制度です。
ですが、たまたまライターの知り合いの公務員も知らなかったようです。
貯蓄できていないのに、なぜこうも余裕なのでしょう。彼は今52歳。定年まであと8年です。
「公務員の定年って、今は60歳だけど、2019年度から段階的に引き上げられて、俺が定年になる頃には65歳になっているでしょ。で、65歳になってからも希望すれば嘱託とかで働けるし。働いている限りは給料が入ってくるから、老後のお金は心配しなくてもいいんだよ」。
ライターの知り合いは、あまり資産運用に関心を持っていないようです。
子供3人の教育費がかかったり、マンションを購入したりして、貯金もそんなにないようです。
普通だと老後が心配になりそうですが、かなりの余裕です。
それは、定年が延長されて、65歳まで働けるし、希望すればそれ以降も働けると考えているからのようです。
いつまでも健康で働けるとは限らない
確かに、働き続けることができれば、収入は得られます。いずれ、公的年金の支給開始年齢は、有無を言わさず70歳に引き上げられるでしょう。健康に70歳まで働ける環境があれば、それはとても強いわけですが、問題は健康に支障を来して、働けなくなるケースも想定されることです。
健康問題は、自分の思ったようにいかないものの最たるものです。
周りの同僚を見ていると60歳前に在職中に亡くなった人もいるし、病気がちで早期退職した人もいました。
老後には、いろいろなリスクがありますが、健康のリスクが一番大きなものでしょう。
「できれば70歳まで働きたい」というのは、誰しも思うことです。が、病気などでそれが叶わなくなるリスクもありますから、そのリスクを想定して、貯められるうちにできるだけ老後のお金を作っておくのが肝要です。
最後は、このような結論でまとめていますが、「貯められるうちに貯める」というのは、まさにその通りだと思いますね。
リタイアした現在は、預金が減っていくだけなので、実感しています。
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