そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

生涯賃金、高卒が逆転するパターン

そしがやは、40年ほど前、大学を卒業して、地方公務員になりました。

22歳のときでした。

その時には、18歳の高卒の同期もいました。

無論、年齢が違うので、給与は、大卒の方が高かったです。

ですが、18歳で入った同期も5年後には、新卒の大卒と同じ給与になります。

だから、大卒でも1年、浪人や留年をすると同年齢の高卒と同じ賃金になるわけです。

仕事の内容も大卒と高卒でも区別はありません。

あとは、自分の努力次第というわけです。

高卒でも管理職試験を受けて、合格し、部長になった人もいるし、逆に大卒でも役職のつかなかった人もいました。

一般的に考えると、高卒の方が、大学の学費等がかからない分と18歳から22歳まで働く分の給料を勘案すると、絶対得だという結論に至りました。

 

ただ、高卒のデメリットは、大学ぐらいは出ていなくてはいけないという風潮が日本にはあるので、大卒に対して、コンプレックスを感じている人が結構いたことです。

そういうコンプレックスを気にしないで、割り切れるのであれば、少なくとも地方公務員に関して言えば、高卒で18歳で入ったほうが生涯賃金でも絶対にお得だと思いました。

 

一般的には、大学まで行って、学歴をつけた方が生涯賃金も高いと言われていますが、地方公務員の場合は、例外的だということでしょう。
ですが、地方公務員だけではないという記事を読みました。

 

www.msn.com

「ユースフル労働統計2018」のデータでは、例えば男性の大学卒の場合、企業規模1000人以上の大企業では3億2340万円なのに対し、企業規模100~999人では2億5340万円、企業規模10~99人では2億2220万円となり、大きな差となっています(同一企業型、以下同)。

一方、高卒で企業規模1000人以上の大企業に就職できた場合は、2億8130万円、企業規模100~999人では2億3660万円、10~99人では2億680万円となっています。

 

この記事でわかるのは、企業規模によって、生涯賃金が変わるということです。

 

この数字を見てもわかりますが、高卒で企業規模1000人以上の大企業に就職した場合の生涯賃金は2億8130万円なのに対し、大卒で100~999人規模の企業に就職した場合は2億5340万円、10~99人規模の場合は約2億2220万円と、いずれも下回ります。

 

この記事によれば、企業規模によっては、大卒と高卒の生涯賃金が逆転することがあるということです。

規模の大きい大企業に勤めると高卒でも、小規模の会社に勤める大卒に負けない賃金をもらえるということです。

高卒の方がメリットのあるのは、地方公務員だけではなく、大企業にもあるということでしょうか。

 

良い大学・大学院を出ればいいという時代ではなく、もっといえば、どんな仕事をするのかを見据えたキャリアプランを、中学・高校時代にある程度固めて、そのための手段として進学をする、という順番で考える時代なのかもしれません。

 

最後は、以上のようにこの記事は、結論付けています。

大学卒以上とかの学歴に必ずしもこだわらず、どんな仕事をするかというキャリアプランが大事というのは、そしがやの経験から言えば、その通りだと思いますね。

 

関連記事

 

sosigayax.hatenablog.com

  

sosigayax.hatenablog.com

sosigayax.hatenablog.com

sosigayax.hatenablog.com