前に通っていた大学のシニア向けのクラスには、かなり経済的に裕福な人がいました。
先立たれた夫が残してくれたいくつかのビルが都心にあり、そこからの収入で暮らしている女性です。
年に数回海外旅行に行きますが、毎回ビジネスクラスで行くという噂を耳にしました。
ですが、そんな彼女にも悩みがあるようで二人の子供のうちの息子の方がもう３０歳台代ですが、自立していないようなのです。
彼女の収入をあてにしていて、仕事もしないでいるというのです。
可愛い息子のせいか、厳しいことも言えず、そんな状態が続いています。
経済的に恵まれてしまうと同じような悩みがあるようでこんな記事を見つけました。
祖母のお金をあてにのんびりと
名古屋市内で貸しビル業を営んでいるA子さんのもとに、10年ほど前、離婚した一人娘が3人の子供を連れて戻ってきました。
離婚した娘が実家へ戻ってくることは、よくあることですが、音楽家である娘は、その収入だけでは食べていけないので、３人の孫の生活費も含めて、祖母であるA子さんに依存しています。
A子さんは自分の収入や蓄えから充てました。
A子さんは現在70代。夫とはすでに死別し、40代の娘以外に子供はありません。孫たちは長女と長男が大学を出て演奏家として活動、次女はまだ音大生です。
A子さんは貸ビルを持つ資産家ですが、本来はそのビルの改装に使うべき資金がそんなわけで娘たちの生活費で消えてしまい、唯一の資産であるビルが老朽化して、店子たちが去り、収入がなくなる可能性が生じ始めています。
A子さんのケースでは、何もしなければ遠からず家計は破綻します。それを防ぐには、貸しビルを売り払い、それを機に同居を解消するしかないでしょう。同居したくてもできないような小さな部屋にA子さんが引っ越し、娘と孫たちが働かざるをえない状況をつくるのです。
すぐに自立するのが無理なら、部屋を借りさせて2年分だけ家賃を先払いするといったサポートをしてやればいいでしょう。その覚悟をA子さん自身が持つことが肝要です。
このケースでは、ファイナンシャルプランナーであるライターは、上記のようなアドバイスを提案しています。
可愛いい娘や孫を目の前にするとA子さんにとっては、辛い選択ですが、こうでもしないと、共倒れになってしまうのは、明らかでしょう。
こういう豊かさゆえの悩みは、経済的に恵まれていると最初に述べた大学の友人のケースだけでなく、多くの家庭でありそうですね。
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