現在、大学院に通っていますが、ほかの学生には、仕事を持っている人が結構います。
一番多いのは、高校などで非常勤で教えている人です。
家庭教師をしている人もいます。
留学生の中には、翻訳や通訳をしていたり、マクドナルドなどのファストフード店で働いている人もいます。
そんな中に地元の市の学童指導員をしている女性がいます。
あまり詳しく聞いたことはありませんが、学業の合間にしているので、正規職員ではなく、非常勤か臨時職員でしょう。
そしがやは、公務員でしたが、事務職だったので、学童指導員として働いたことはありませんが、何人かの知人がいました。
子供たちと過ごすことが仕事なので、楽しそうだな、という印象がありました。
半面、事務職には、わからない苦労もあると想像していました。
身分的には、正規職員扱いだったので、給与も正規の事務職員と同じでした。
ですが、今は、正規職員の学童指導員は、少ない自治体が多いようです。
こんな記事を読みました。
「客観的に見てやっぱり、18万円は安いよなぁ」
7月中旬、TBS系列毎日放送の夕方のニュース番組で大阪府の学童保育指導員の待遇が特集された。ネットでその番組を見たシンジさん(仮名、37歳)は、ため息をついた。
特集では、顔見知りの男性指導員の働く姿が映し出されていた。44歳独身。24年の経験があるベテラン指導員の手取り給料が18万円。年収は250万円だった。同世代の男性の半分にも満たない額である。
公務員にも非正規職員が増えていますが、ここで取り上げられている学童指導員は、非正規のようです。
24年の経験があって、44歳で年収250万円というものです。
その番組を見ていた同じ学童指導員のシンジさんは、まだ条件はよくて、指導員になって10年で、年収は、300万円を超えるとのことです。
それでも同じ世代の正規社員よりは、条件は、かなり悪いでしょう。
一方、公立で働く指導員は一見安定しているように見えるが、自治体によって常勤・非常勤・嘱託・臨時・任期付き短時間勤務と身分は異なる。継続雇用される傾向にあるが、市町村の判断でいつでも雇い止めできるものになっていて、必ずしも安定しているとは言えない。
最近の傾向としては、公務員でも常勤である正規職員からそのほかの非正規の身分への移行が進んでいます。
学童指導員の常勤率は、全国的に見ると27%とのことです。
そしがやの勤めていた職場でも、学童指導員は、まだ正規職員でしたが、一般事務職以外の職種では、民間委託が進んでいました。
例えば、守衛、文書交換、フロアの総合案内とかです。
たぶん、現在は、もっと民間委託や非正規化が進んでいるでしょう。
また事務職でも非常勤職員が増えてきていました。
図書館などではかなり多かったです。
そんな流れもある中、学童指導員の待遇改善の動きもあります。
国が放課後児童支援員の資格を設けて、待遇が改善されて、自治体によってもスピードは異なりますが、名古屋や札幌のように年収400万円を超えるところも出てきているようです。
こういう記事を読むとそしがやは、いい時期に就職して、退職できたのかもしれません。
正規職員として勤められたのですから。
いまの時代は、公務員とはいえ、非正規化が進んでいるので、以前のように公務員だからと言って、安定しているとは限らないようです。
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