そしがやの住んでいる場所から7分ほどの駅前に、巨大なタワーマンションがあります。
45階建ての円柱形のもので、10年ほど前の建築になります。
駅までは、1分もかからないロケーションにあり、中には、コンシェルジュサービスやゲストルーム、パーティルーム、スカイラウンジがあるそうです。
5階までは、いくつかの商業施設や医院が入っているので、そこは利用したことがあります。
設備も立派だし、駅にも近いので、住んでみたいと考えたことがありますが、結局は、高値の花に終わりました。
さて、そんなタワーマンションが今や、各所にできているようです。
こんな記事を読みました。
首都圏では近年、常にどこかのエリアでタワマンが建っており、湾岸エリアにいたっては、どこを見ても大規模な建設現場という状況だ。しかし、今、タワマンの供給過剰が叫ばれ、中国人投資家も投げ売りし始めたという噂も聞こえてくる。一方、住人たちも購入前は予測だにできなかった数々の問題に直面していた――悲劇の現場を徹底リポート!
まず、最初に、ここ10年、駅前にタワーマンションが乱立している神奈川県川崎市の武蔵小杉のケースが取り上げられています。
武蔵小杉は、そしがやも言ったことがあり、駅前のタワーマンションの多さには、驚かされました。
ですが、いろいろな問題も発生しているようです。
「混雑は日を追うごとにひどくなっている印象です。人身事故でダイヤが乱れると、ホーム上は押すな押すなの地獄絵図。駅構内への入場制限がかかることもしばしばで、始業時刻の30分前に到着するように家を出ている。会社がある品川まで10分ということで武蔵小杉を選んだのに、通勤に40分かかっている。購入前に何度も足を運びましたが、いずれも休日の昼間だったので、想定外でした。夏に子供が生まれるんですが、保育園も絶望的。産休明けに妻は会社を辞めないといけないかもしれず、そうするとローン返済計画も狂う。後悔しかない……」
通勤ラッシュの激しさに後悔するサラリーマンの声が載っていました。
最初に書いたそしがやの最寄りの駅も毎朝かなりのラッシュです。
幸い、そしがやは、今は学生なので、ラッシュに巻き込まれずに通学していますが、勤めているときは大変だったことを思い出しました。
ですが、タワーマンションの意外な辛さは、サラリーマンだけでなく、主婦にも別の苦労があるようです。
「都会的な暮らしにあこがれてタワマンを買ったのに、住んでみると極度のムラ社会でした。毎月のように催される自治会のイベントや、ラウンジ・ジムなどの共有施設で住人同士が交流する機会も多い。『〇〇号室の旦那さんは転職したらしい』とか『△△ちゃんにはもう生理が来た』とか、噂話もすぐに広がる。マンション内では常に誰かに見られている気がして、夜、ちょっとコンビニに行こうと思っても化粧や服装に気を使わないといけないんです」
都会の距離を置いた人間関係ではなく、田舎のようなムラ社会があり、そんな人間関係に疲れてしまうというものです。
都会的な生活にあこがれた主婦にとっては、ちょっと予想外のことだったようです。
こんな記事を読むと、いつも駅を利用するときに仰ぎ見ているタワーマンションもそんなにあこがれの場所でもない、と思えてきますね。
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