勤めていたころ、職場には、いい人がいました。
いい人というのは、自分に謙虚な人です。
能力があっても自分の能力をアピールしない人です。
日本の社会では、そういう人がいい人だと思われるようです。
ですが、そういういい人というのは、必ずしも社会の中で正当に評価されず、それこそいい人だけで終わってしまう場合が多いようです。
反面、評価される人というのは、結構自己主張の強い人が多くて、能力もあるのでしょうが、いい人とは、対極にいるような人です。
多分、弱肉強食の社会では、そういう人でないと生きていけないのでしょう。
そしがやのいた公務員の世界では、他の社会ほど明らかに差がつくことはなかったのですが、それでも出世する人は、自己肯定感がかなりあり、押しの強い人が多かったような気がします。
こんな記事を読みました。
年収が安くても「自分はこんなものだから」と思っていませんか?
ここでいう「いい人」とは、周囲から嫌われないよう、いい人だと思われるよう、必要以上に他人の目を意識している人のことです。そんないい人は、お金を稼ぐことに対する罪悪感があります。だから、お金の話をするのはいやらしいと思っていて、思い切った値付けや正当な対価の要求ができません。
この記事では、周囲から嫌われたくないのが、いい人だと定義しています。
仕事をしていたときは、周りのいい人には、そういう雰囲気を感じていました。
この記事によるとそういういい人は、自己評価が低くて、自分に自信がないと述べています。
もっと自信をもつべきだと主張しています。
そんな上で魔法の言葉をいくつか紹介しています。
「奇跡が起こるのを待つより、自ら奇跡を起こしてみせたほうがかっこいいだろ?」
「勇者とは、恐れを知らない人ではなく、恐怖でビビッて足がすくんでも、足を前に出す度胸がある人のこと」
「世間があっと驚くのは、「お前には無理」とみんなが言うことを成し遂げたとき」
「自分をバカにしてきたヤツらを見返す方法が一つだけある。それは成功することだ。」
こんな言葉を読むと元気が出て来るのは、確かです。
ですが、そしがや自身は、こういう自己啓発的な言葉は、好きでしたが、実行できませんでした。
こういう本を読んで一瞬、その気にはなるものの、すぐに忘れてしまっていたようです。
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