公務員だったので、公務員関係ニュースには、関心を持っています。
日経新聞にこんな記事が載りました。
政府は現在60歳の国家公務員と地方公務員の定年を65歳に延長する検討に入った。2019年度から段階的に引き上げる案を軸に調整する。公務員の総人件費を抑制するための総合策もあわせてつくる。少子高齢化が加速するなか、労働人口を確保する。政府が率先して取り組むことで、企業への波及効果も狙う。
公務員の定年を６０歳から６５歳へ延長することの検討に入ったというものです。
年金の受給年齢が６０歳から６５歳へ段階的に繰り上がっていることに対応するものということでしょう。
ただ現実的には、６５歳までは再雇用という制度で賃金は下がるものの、働くことを選ぶ公務員がかなり多いので、現状とはそんなに変わらないような気もします。
そしがやの勤めていた職場では、７割程度の職員が、再雇用を選択していました。
とは言え、これからの労働力不足に対応するためには、高齢者と女性の労働力の活用しかないので、政策的には、自然な流れだと思います。
女性労働力の活用に関しては、以前記事にした橘玲の「専業主婦は２億円損する」という本に書いてあるように主婦を労働市場へ誘導することが必要でしょう。
それ以外には、移民を受け入れるという選択肢がありますが、これは国民的合意が難しいです。
欧米の先進国の例を見ているとそしがやもそのように感じています。
いろいろな社会問題が起きるからです。
ですが、そしがや個人としては、残された時間を有効に使いたいという思いがあるので、６０歳を過ぎて、６５歳までは働きたくはないです。
男性の場合、平均寿命は、８０歳くらいになっていますが、実際にいろいろなことができる健康寿命は、７０歳くらいまでのようです。
６０歳から７０歳までの１０年間を楽しみたいという気持ちが強いです。
多分、６５歳まで定年延長されても、３割くらいの公務員は、６０歳でリタイアするような気がします。
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