長年、勤めていた職場には、大卒も高卒もいました。
以前、公務員になるのなら、大卒が得か、高卒が得かという記事を書いたことがあります。
18歳で高卒で就職するのなら、公務員の場合は、18歳から21歳までの大学へ行って学費を払っているときに給料をもらえるので、かえって得ではないか、という内容でした。
管理職になって、もっと給料をあげたい場合も、学歴に関係なく管理職試験にさえ受かればいいので、可能です。
実際に高卒で部長にまで行った人もいました。
ですが、これは、公務員にしか言えないものだと思っていました。
民間企業の場合は、もっと学歴による賃金差があると考えていました。
ですが、こんな記事を目にしました。
■学歴ごとの生涯賃金の差は?
生涯賃金で見ると、重要なのは学歴よりも勤める会社がどこかということになりそうです。つまり出口戦略です。最も避けたいのは、大卒フリーターや大卒ニートです。
この記事によると生涯賃金差が生じるのは、学歴よりもどの会社に勤めるか、という点が大きいようです。
この数字を見てもわかりますが、高卒で企業規模1000人以上の大企業に就職した場合の生涯賃金は2億7890万円なのに対し、大卒で100~999人規模の企業に就職した場合は2億5610万円、10~99人規模の場合は約2億1700万円と、いずれも下回ります。
やはり高卒でも大企業に勤めた方が、大卒で中小企業で働くより有利になるようです。
この記事を読むと高卒が有利になるのは、公務員以外でもあるということがわかります。
3月まで通っていた大学には、奨学金と言う名の学費ローンを抱えている学生が結構いました。
生涯賃金の高い企業に勤めることができれば、奨学金を返済してもメリットがあるのでしょうが、現在の就職状況をいろいろなニュースを読むと必ずしも全員がそうでもないようです。
そんなことを考えると大学を入ることにこだわらずに、高卒で大企業に勤めたり、公務員になるという選択肢もあると思いました。
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