2年前に定年でリタイアした後に、仕事に就かなかった理由の一つとしては、小説家になるという目標がありました。
ずっと小説家を目指してきたので、仕事を辞めれば、自由な時間が多くなると考えた訳です。
ですが、この2年間、努力はしてきたつもりですが、新人賞を受賞して、小説家になるという結果は出していません。
先日、通っている小説教室で長年一緒にいる友人の一人が、50歳代半ばで早期退職をしたのを機に小説を出版しました。
商業出版ではなく、自費出版という形です。
ですが、大手の書店では、平積み等の扱いをしてもらっています。
自費出版としては、破格の扱いです。
それだけ評価されているわけです。
友人は、戦国時代を中心としたエンタメ時代小説を書いてきました。
長編作品が多くて、面白いので、チャンスがあれば、すぐにでもデビューできそうな気がしていました。
教室の講師の先生の評価もよかったです。
ですが、新人賞受賞には、なかなか手が届かなかったようです。
そしがやも江戸時代が中心ですが、同じ時代小説を書いていることもあるので、彼には注目していました。
そんなわけで思い切って自費出版に踏み切った彼には、刺激を受けました。
今通っている小説教室では、毎年何人かがデビューします。
最近だと新潮社主催「第16回 女による女のためのR-18文学賞」を受賞した女性がいました。
彼女もデビューをするでしょう。
この賞は、知っている範囲だと2人受賞して、二人ともデビューして、小説を出版して、活躍しています。
そんなニュースを聞くたびに、正直ちょっと悔しい思いをしています。
何で自分が受賞できないんだという思いです。
ですが、反面、また頑張ろうという励みにもなります。
最初の歴史小説を書いた友人の話に戻ると大手企業に勤めてきたので、家族がいる中、50歳代での退職は、かなり思い切ったものです。
創作一本で行くようです。
今回の出版がいい結果を残すように願っています。
それにそしがやにもいい刺激を与えてくれたことを感謝しています。
まもなく3月も終わり、4月になります。
気分も新たになります。
大学も終わったので、友人の出版の話を聞いて、来年度は、小説にもっと力を入れようと思いました。
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