以前、公園の中にある図書館にいたホームレスのことを書きました。
そのときのテーマは、ホームレスには、ハゲがいないということでしたが、先日また行ったら、新しい発見がありました。
それはそのホームレスが図書館に住んでいるのではないかということです。
何でこんな記事を書いているかというと、たまたま見かけたブログで
マクドナルドに住む男、その後。 - 働かない生活を満喫する人の家計簿
という記事を読んだからです。
それはマクドナルドに住む男。 - 働かない生活を満喫する人の家計簿という記事の後日談ですが、元の記事は、24時間営業のマクドナルドにいつもいる男の話で、ほとんどそこに住んでいるのではないか、というものでした。
後日談の方は、ひさしぶりにそのマクドナルドに行ったら、その男はいなかったが、どうしたのだろうというものです。
もしや死んだのではないかという推測もありました。
さて最初の図書館のホームレスの話ですが、住んでいるという意味は、マクドナルドとはちょっと違います。
その図書館は、午前9時から午後7時までが開館時間ですから、午後7時以降は図書館の中にいることはできません。
図書館のトイレに隠れていて、職員の最後の見回りのときの点検を逃れて、午後7時以降住むということも難しいでしょう。
見つかってしまいます。
住むというのは、どういうことかというと、その図書館の構造にあります。
その図書館は、公園から少し入ったところにありますが、1階部分が一段高くなっています。
2階に相当するところに1階がある感じです。
イメージとしては、高床式の建物に似ています。
利用者は、階段を何段か歩いて、図書館の入り口から中に入ります。
その階段の下が雨もあたらず、夜を過ごせそうなのです。
先日行ったときに今まで気にも留めていなかったのですが、入り口へ続く階段の下を見るとダンボールが置いてあったのです。
そこは、人がひとり休めるスペースがありました。
それは以前の新宿の西口の都庁へ続く地下街にホームレスがたくさんいたころに見かけたものと同じでした。
そのときは、開館時間だったので、誰もいなかったのですが、ひょっとしたら、以前見かけたホームレスが住んでいるのではないかと想像したわけです。
ですから、厳密に言えば、「図書館に住む男」ではなく、「図書館の入り口に続く階段の下に住む男」です。
図書館に入ると何人かのホームレスと思われる男がいました。
さっき見かけたスペースは、ひとり分しかありません。
力関係できっと誰か一人だけがそこを占有しているのでしょう。
ホームレスには、縄張りがあると聞いたことがあります。
きっと熾烈な縄張り競争の結果、強いものが獲得したものでしょうか。
図書館は近いし、雨は吹き込まないし、快適そうです。
ですが、図書館利用者としてみると、公園の中にある図書館は使ってみたいのですが、そんな臭い男たちがいると、ちょっと行く気にならないのも確かです。
そしがやは、もっと近い図書館があるからいいのですが、近くの図書館利用者は、本当に困っているんでしょうね。
図書館側もそのホームレスには、いろいろ警告はしているんでしょうが、警告のあとはしばらく消えても、また戻って来そうな気がします。
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