大学の秋学期が始まって、昨日で2週目が終わりました。
昨夜は、ゼミの授業のあと、10人ほどのメンバーと大学近くの店に行き、飲みました。
先週に引き続いての飲み会です。
魚料理の美味しい、しゃれた感じの店でした。
そしがやは、自分の発表が終わったので、大分ほっとしたところでした。
店には2時間ほどいたのですが、話がかなり、はずんだころ、ひとりの女性が本当に楽しいそうな顔で言いました。
「この歳になって、こんな楽しいことがあるとは思わなかった」
彼女は、70歳になり、ゼミの中でも一番の高齢です。
昭和30年代のまだ女子大生が少なかったころに大学に入った人で、「女子大生亡国論」と言われたころに学生生活を送ったとのことです。
彼女は、夫を亡くし、子ども二人を育て、今はひとりで暮らしています。
旅行が好きで、ひとりでいろいろなところへ行くそうです。
最近は、奈良へ行ってきたと話していました。
大学に入って自分より若い友人ができて、いっしょに飲み会ができて、夢中になって話をするのが、楽しかったようです。
ちなみにゼミの一番若いメンバーは、50歳です。
何か、そしがやは、彼女のしみじみと実感のこもった言葉を聞いて、本当に楽しいんだな、と感じました。
よく歳を取ると新しい友人ができないといいます。
それは当たっていると思っていました。
ですが、彼女のその言葉を聞いて、新しい友人ができる場合もあるんだなと実感しました。
そしがやにとってもその会は、楽しかったのですが、彼女が言うほどだとは、正直思いませんでした。
でも、もし彼女と同じ歳になって、自分より若い友人ができて、酒を飲みながら、いろいろ話せたら、本当にうれしいんだろうなあということは、わかった気がしましたね。