そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

読書

リタイアと図書館

リタイア後によく行くことが多くなった場所に、図書館があります。 地元の自治体で言えば、最寄りの駅の近くに一番利用する図書館があります。 小説などを予約するのは、ここでしています。 閲覧席は、ないので、ほぼ予約専用です。 自治体には、ほかにもい…

戦国武将、虚像と実像

呉座勇一の著作は何作か読んでいますが、この本は、戦国武将のイメージの変遷について書かれたものです。 結論を言えば、「武将のイメージは、その時代の支配的な価値観によって作られ、変わってきた」というものです。 今回の著作では、戦国時代の有名な7人…

ほったらかし投資術

インデックス投資は、ここ数年ですっかり定着してきましたが、そのインフルエンサーとも言うべき山崎元と水瀬ケンイチの書いた本を読みました。 今回は、第2版以来の7年ぶりの改訂で全面改訂第3版になります。 第2版と大きく異なるのは、まえがきでも触れて…

天皇家の恋愛

この本のタイトルの「天皇家の恋愛」というと最近では、真子内親王の小室圭との結婚をイメージする人が多いでしょう。 メディアでもいろいろと報道されてきたので、多くの人にとってはそしがやと同じように関心を持っていると思います。 ですが、この本を読…

倒産続きの彼女

前作の「元彼の遺言状」が面白かったので、同じ作者の続編を読みました。 今回は、前回の主人公の剣持麗子も登場しますが、主人公は、同じ弁護士事務所に勤める美馬玉子になります。 麗子は、あくまでも脇役です。 今回も前作と同様に最初の掴みが見事です。…

元彼の遺言状

最近、久しぶりに推理小説を読みました。 新川帆立の「元彼の遺言状」です。 多分、推理物を読んだのは、4、5年前の東野圭吾の小説以来です。 この頃は、マネー本や投資本ばかりだったので、新鮮に読めました。 この小説を読む直接のきっかけは、4月から…

ジェイソン流お金の増やし方

よく見ている両学長や中田敦彦のユーチューブで紹介されていたので、読んだ本です。 一言で言えば、インデックスファンドの勧めですが、この通りやれば、誰でも資産運用に成功できる可能性が高いと感じました。 今回この本について、要領よくまとめた記事を…

マンガでわかる バフェットの投資術

ウォーレン・バフェットというと世界でも最も有名な投資家の一人でしょう。 そしがやも彼の名前は勿論聞いてはいたのですが、どういう人生を歩んできて、現在のような投資家になったのかは、知りませんでした。 以前、彼についての本を読もうと思って、『ス…

となりの億り人

以前、「となりの億万長者」という本を読んだことがあります。 アメリカの億万長者について調査した本で、億万長者は、世間で言われている金持ちのイメージとは違って派手な生活ではなく、地味な生活を送っていて、地道に資産形成をしてきたというものでした…

お金は使い切って死ぬべきか

60歳でリタイアするときには、その後の資産の変化のシュミレーションをしました。 90歳まで生きるという想定です。 その90歳の時点では、資産は、葬式代程度の金額を残して、ほぼなくなるという結果でした。 両親共80歳代で亡くなっているので、まず90歳まで…

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

リタイアしてからは、ほぼ毎日同じような日課で過ごしています。 毎朝7時半に起き、ストレッチをして、朝食を取り、ブログを書き、大学院の授業の予習をして、昼食を取ります。 午後は、散歩をして、戻ってきてからは、読書をしたり、ユーチューブを見たりし…

「4000冊の蔵書が一瞬で吹っ飛ぶ」アマゾンの電子書籍が抱える根本的な落とし穴

本は、毎月10冊程度読んでいます。 紙の本が多いのですが、アマゾンのキンドルでも読んでいます。 保管スペースがないので、紙の本は、できるだけ図書館で借りるようにしており、どうしても手元に置きたいものだけ購入しています。 キンドルを読み始めたきっ…

NY在住の大江千里「日本は安すぎる」発言の波紋

かつて日本は、世界でも物価が高い国として有名でした。 そのためか老後を物価の安い外国で過ごそうという人も多かったようです。 今でも、リタイアのブログを見ると東南アジアの国でリタイア生活を送っている人のブログが結構あります。 そしがやも検討した…

小説家になって億を稼ごう

以前、小説家になりたいと小説教室に通っていたことがありました。 ただ教室に通ってみると何人かの受講生が新人賞を受賞して、デビューしましたが、一作で消えてしまった人もいるし、いまだに小説家として頑張っている人もいますが、今回読んだ「小説家にな…

本当の自由を手に入れるお金の大学

両@リベ大学長のyoutubeは、よく視聴しています。 お金に関する内容で、いつも勉強になっています。 これだけの内容のものが無料で見ることができるとは、いい時代になったものです。 そんな両@リベ大学長が書いた「お金の大学」を読みました。 内…

ある北朝鮮テロリストの生と死

1983年のラングーン事件といっても覚えている人は、少ないかもしれません。 北朝鮮が、ミャンマー訪問中の全斗煥韓国大統領の暗殺をもくろみ、合計21名の死者を出した事件です。 この本は、その実行犯の一人である北朝鮮テロリスト、カン・ミンチョル(以下…

失敗の本質

小学生のころは、ずっと軍事オタクで第二次世界大戦の戦記物をよく読んでいました。 その時に考えていたのは、なぜ日本軍は、第二次世界大戦で負けたのか、ということでした。 例えば、ミッドウェイ海戦で連合艦隊がこうしたら勝てたのではないか、といろい…

大河ドラマの黄金時代

大河ドラマは、ここ数年は、最初の数回を見て、面白かったら、ずっと見続けるという形です。 今年は、渋沢栄一が主人公の『青天を衝け』ですが、最近は、ちょっと飽きてきているので、このままだと年末まで完走するのは、ちょっと難しそうです。 これまでの…

電子書籍から紙媒体に出戻りする人たち

昨年、アマゾンのFIREHD8というタブレットを買ってから電子書籍を読むようになりました。 購入当初は、物珍しさもあってか、頻繁にタブレットの画面を開いていたのですが、この頃は、紙の本の方をまたよく読むようになっています。 タブレットを買った大きな…

青空文庫

コロナ渦による緊急事態宣言で今まで通っていった隣の自治体の図書館が閉館になりました。 宣言以前は、蔵書数は多いし、電車で一駅だったので、よく利用していました。 宣言解除まで閉館のようなので、使えなくて、残念です。 近くの図書館は、宣言によって…

細川ガラシャ美人説の謎

「明智光秀と細川ガラシャ 戦国を生きた父娘の虚像と実像」という本を読みました。タイトルは、「明智光秀と細川ガラシャ」となっていますが、第1章以外は、細川ガラシャについて触れたものです。 4人による共著ですが、中でも一番面白かったのは、井上章…

沖縄から貧困がなくならない本当の理由

沖縄というとどういうイメージをお持ちでしょうか。 常夏の観光地で人々が優しいとか、あるいは、米軍基地の存在に苦しめられているとかでしょうか。そしがや自身は、沖縄でリタイア生活を考えたこともあるので、ずっと関心を持っていました。 実際に行った…

ミッションスクールになぜ美人が多いのか

ミッションスクールというとみなさんは、どのようなイメージをお持ちでしょうか。 この本のタイトルのように美人が多いイメージを持っている人もいるでしょう。 そのあたりの事情を探った本です。 第1章は、井上章一が書いていますが、ファッション誌の読者…

父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

近くの市の図書館に予約していた本ですが、今週から図書館が一部業務を再開したので、やっとすでに予約の順番が来て、確保済みの本が受け取れるようになり、読んだ本です。 今までは、図書館が閉まっていたので、本は、開いている数少ない書店やアマゾンで購…

銃・病原菌・鉄 ジャレド・ダイアモンド

以前読んだ本だったが、病原菌のことも触れられているということもあり、また読んでみました。 著者は、カリフォルニア大学の教授で、ピュリッツァー賞、国際コスモス賞、朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位を受賞した名著です。 無論、再読なので、最初読んだ…

生涯投資家

村上世彰というと2006年6月、ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引を行った容疑で逮捕されたことを思い出す人も多いでしょう。 ぎょろ目で「お金儲けって、悪いことですか」とテレビで発言する姿が印象に残っています。 結局は、執行猶予つき有罪判決を受…

山崎元のやってはいけない資産運用

山崎元の本は、何冊か読んでいます。 内容はと言えば、基本的には、インデックス投資の勧めです。 そしがや自身は、個別株式投資をメインにしているので、かならずしもインデックス投資派ではありませんが、もし今の現役で忙しかったら、インデックス投資を…

今が時だ「ハルキスト」狂騒曲改めるべき

ノーベル賞の時期になりました。 化学賞を旭化成名誉フェローの吉野彰さんが受賞されて、大きなニュースになりました。 9日のことです。 翌日は文学賞の発表で村上春樹の受賞が期待されましたが、2018年ノーベル文学賞は、オルガ・トカルチュク、19年のノー…

人間失格

『人間失格』というと太宰治の「恥の多い生涯を送ってきました」という有名なフレーズで始まる小説です。 以前、読んだときには、重い小説で、途中から読んでいくのがだんだんつらくなってきたのを思い出します。 主人公の大庭葉蔵は、作者の太宰自身を投影…

大家さんと僕 これから

前作を読んでから新作が出るのが待ち遠しかったですが、大家さんが亡くなっているというので、ちょっと読むのがつらい部分があるような気がしていました。 ですが、実際に手に取ってみると大家さんの死は、直接的には描かれておらず、ホッとしました。 週刊…