公務員として勤めているころ、結婚している女性の同僚の結婚相手は、ほとんどが同じ公務員の男性が多かったです。
ですが、民間会社に勤めている男性を夫にしている人も何人かいました。
その中には、夫の給与が自分より安いとちょっと愚痴めいた発言をする人もいました。
それ以上の話はすることはありませんでしたが、そう言う同僚は、夫の給与の安さに不満を持っているような気がしていました。
そのような女性に似たケースの記事を読みました。
国家公務員として働いている岩崎静枝(38歳、仮名)が、面談にやってきた。36歳のときに、大手結婚相談所で知り合った2歳上の大島正道(仮名)と結婚をしたのだが、結婚生活は1年足らずで終わったという。
(中略)
では初めての結婚は、なぜ失敗に終わったのか? 離婚によって学んだこととは何だったのか?
この女性は、結婚生活が1年足らずに終わりましたが、結婚そのものに対しては、否定的に考えているわけではないようです。
2人の関係を最初にギクシャクさせたのは、収入の格差だったという。静枝の年収は、中堅メーカーで働く正道の2倍ほどあったのだ。
ですが、彼女は、そんな収入格差よりももっと大事なものがあると考えていました。
それは、いかに「いかに血の通ったコミュニケーションが取れるか」が重要だと考えていたようです。
そんな中、結婚相談所で知り合った男性と結婚します。
「家計はきれいに折半して担いました。でも、家事は8割方が私。食事を作るのは、すべて私でした。彼は、料理を一切しない、お湯も沸かさない人でした。
お金は、折半なのに家事は、ほとんどが自分がするという結婚生活。
些細なことからカチンと来るようになり、相手のプライドを傷つけることなく、なんとかうまく結婚生活を送っていこうと気を遣っていた自分に疲れを覚えるようになってきました。
それとともに、ちょっとしたことからケンカが多くなりました。
「ああ、これって、子どもの頃の生活と同じだなって。家族が父親の顔色をうかがいながら生活していた。それでも、母の言動が気にくわないとキレて物に当たる。父のように罵詈雑言を吐かないだけ、元夫はマシでしたけど」
子どもころの生活と同じだと気付きます。
やはり人間というのは、子ども時代の原体験から離れられないようですね。
「離婚を経験してみて、お金に対する価値観ってすごく大事なのだと学びました。両親の結婚を反面教師にして、“キレない人”“優しい人”にこだわってきましたが、お金がないと、しなくていいけんかもする。あとは、お金に対する考え方や使い方には、人間性が透けて見える。離婚を学びに変えようと思っています。
婚活は、人柄とお金に対する価値観を見ながら、進めていきたいです。そうなると、見た目って本当にどうでもよかったと思うんですよ」
最後に離婚を経験して、この女性が出した結論は、見た目などの表面的なものより、人柄とお金に対する価値観が大事だというものです。
そしがやは、この記事を読んで、この女性は、まだ結婚に対しては、希望を持っているようですから、今回の離婚の経験を生かした婚活をしてほしいと思いましたね。
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