大学院生が学内で収入を得る方法として、よく知られているものとしては、TAがあります。
教員の助手になって、授業をサポートするものです。
資料を配ったりとか出席をとったりとか、です。
3月に募集があった時には、応募しようかなとも考えたのですが、同じ教員と少なくとも半年間は、付き合っていかなくてはいけないので、人によっては、ストレスがたまることがあると思い、申し込みしませんでした。
ですが、学内には、単発の仕事もあります。
それは、授業モニターです。
昨日まで2コマやりました。
1コマは、100分です。
学部の授業を受けて、その授業をよくしていくためのアドバイスをするというものです。
あまりこの制度のことは聞いたことがないので、どこの大学でもやっているというものではないかもしれません。
少なくとも前にいた大学では、やっていませんでした。
事前に教員と打ち合わせをして、見てほしいポイントを確認します。
昨日受けた授業は、文科系学部の1年生向けの自然科学の授業だったのですが、内容が文系の学生にとって面白いか、どういう内容が面白いか、面白くないと感じるか、難しい箇所はどこか、どんな場合に退屈と感じるか、眠くなるか、といった点を特に見てほしいというものでした。
ほかには、大学の事務局から渡されたチェックシートもあるので、それによるチェックもします。
授業編成、教員の話し方、板書、パワーポイント・補助資料などについてです。
大学院の授業は、ゼミ形式がほとんどなので、教員が話す、学部の授業は、かえって新鮮です。
それにそしがやも文科系の大学院にいるので、自然科学の話も普段聞けないもので、興味深かったです。
授業の後は、教員と教室内でフィードバックを行いました。
モニターは、他にも2人いました。
よかった点や改善したらいい点などを指摘しました。
教員も気が付かないことがあったようで、教員にとっても有益だったようです。
最後に報酬として5000円のクオカードをもらいました。
100分の授業を聞いて、この報酬ですから、時間単価としては、事前打ち合わせ、事後のフィードバックの時間を入れてもかなりいいものです。
両方の時間は、30分くらいでしょうか。
それに自分の専攻とは違う授業を聞けるのも、この授業モニターのやってよかった点です。
春学期は、今週の2コマで終わりだと思いますが、秋学期にもチャンスがあれば、やってみたいですね。
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