40年以上前に就職したときになぜ公務員を選択したかというと民間会社は、選考基準がはっきりしていないということがありました。
公務員なら、筆記試験でほぼ決まるので、どのように勉強すればいいかがはっきりしていたのです。
ですが、民間会社は、面接が重視されていて、その面接のときの選択基準がよくわからなかったのです。
面接官の判断で何か恣意的に合格が決まるような気がしていました。
公務員試験なら、法律や経済などの科目をそれなりに受験勉強すれば、筆記試験で合格点を取ることができ、面接はあったものの、面接で落ちることはまずなかったのです。
そういう明朗さがそしがやが公務員になった一番の理由でした。
ですが、いまは公務員試験も民間会社並みの面接重視の傾向が出ているようです。
こんな記事を読みました。
最近の公務員の採用試験では、年々、面接重視の傾向が強まってきています。中には「リセット方式」と称して、筆記試験の成績を切り離して、面接試験の評価だけで最終合否を判定する自治体もあります。面接試験の結果で採用されるか否かがほぼ決まる、という自治体も少なくありません。つまり、民間企業を志望している人であったり、公務員という進路を思いついたばかりの人であっても、受けてみる価値はあるということです。
この記事によると面接だけで合否が決まる場合があるようです。
今までのように筆記試験の結果がそれほど重視されなくなるということでしょうか。
結局のところ面接官が聞きたいのは、志望動機、学生時代に力を入れたこと、自己PR(組織への貢献方法)の3つに集約されます。
この記事によると試験官が聞きたいことは、上記の3点に絞られるようです。
この記事では、それぞれに対して、対策を述べています。
ですが、こういうのって、対策法を知ってしまえば、誰もが同じような答えをしそうな気もします。
筆記試験の勉強ほど時間もかからないので、ほかの人と差をつけるが難しそうです。
この傾向の意味するところは、今まで通りの筆記試験だけでは、公務員としての必要な人材を選ぶことができなかったということでしょうか。
ですが、かつての筆記重視の試験の経験者としては、面接だけで公務員としての適性があるかどうかを判断して、選ぶのもリスクがあるような気がします。
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