先日、久しぶりに公務員時代の友人と会いました。
彼は、そしがやより年上で再任用で働いています。
ですが65歳になり、今年の3月で再任用の期限を迎えます。
食事をしながらその後のことを聞いてみたら、役所の非常勤職に応募して、認められたので、また仕事をするとのことでした。
毎年更新ですが、あと5年は、働くことができるようです。
彼の場合は、夫婦とも公務員で経済的には、余裕があると思われますが、仕事を続けたいという気持ちは強いようです。
そしがやの場合は、もう4年も仕事をしていませんが、彼の働き続けたいという気持ちもわかるような気がします。
経済的には、困っていなくても何らかの形で社会と関わっていきたいということでしょうか。
それに仕事をしていないとすることがないということもあるようです。
はっきりと友人は、言っていませんが、会話の中からそんなことが感じられました。
また、そしがやの住んでいるマンションの管理人は、明らかに一度は、リタイアした人のようです。
今までのキャリアについて、話したことはありませんが、65歳は過ぎている人だと思われます。
また掃除員もそれなりの年齢の人が多いです。
ほかにも街を歩いていると高齢者が働いている場面によく遭遇します。
数日前に乗ったタクシーの運転手も高齢者でした。
そんな高齢者についての記事を読みました。
高齢者が働かなければならない現実
日本は年金制度が充実しているはずなのに、なぜこれほどの高齢者が働きに出ているのか。興味を持ってスタッフに聞いてみたところ、主な動機として、「経済上の理由」「経済上のゆとりの確保」「身体的・精神的健康維持・向上のため(老化防止、認知症予防など)」「時間に余裕」「近所に住んでいるため」「自分の能力生かせる場がほしい」などが挙げられている。
この記事では、高齢者が働く理由としては、以上のような理由があると指摘しています。
多分、そしがやの友人もマンションの管理人もいずれかの理由に当たると思います。
しかし、長谷工コミュニティの幹部がつぶやいた次の言葉が、いまだ心に残っている。
「今ではリタイアした高齢者を募集するのでさえ至難の業だ。報酬を上げても人を集められない。これからどうすればいいのかと悩んでいる」
高齢者が日本の労働現場を支えているのは、確かですが、そんな高齢者を確保するのも難しいという現実もあるようです。
実を言うと高齢者は、求職するのは厳しいと考えていたので、長谷工コミュニティの幹部の発言は意外でした。
無論、職種によるんでしょうがマンション管理に関係する仕事は、企業にとっては、高齢者とはいえ募集するのは、大変なようです。
最初に述べた公務員時代の友人のように65歳を過ぎても働く人は、元公務員の中では、そしがやの知る限りでは、少ないです。
再任用で65歳までは働いても、それ以降も働く人は、稀でしょう。
ですが、今の日本の労働現場を考えると友人のようにずっと働き続ける人は、貴重な存在なのかもしれませんね。
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