友人に日本外国人特派員協会の会員の人がいて、3月4日月曜日にそこで開かれたゴーン氏の弁護士である弘中淳一郎氏の記者会見に参加することができました。
今までも何度か行ったことはありましたが、今回は注目を集めている渦中の人物であるゴーン氏の弁護士の記者会見ということで開始時間の10分前に行ったのですが、席は満席でした。
そしがやがそこへ行ったのは記者会見の内容も関心があったのですが、英語を勉強しているので、通訳者の通訳内容にも興味があったからです。
写真の立ち上がっている人が弘中弁護士です。
通訳者は、一番右の女性です。
記者会見は、まず最初に司会の男性が英語で弘中弁護士の紹介をして、そのあと弘中弁護士が5分ほどゴーン氏の弁護を引き受けた経緯等を日本語で説明しました。
通訳の女性は、弁護士の説明を省略することなく、通訳していきます。
英語はアメリカンアクセントで聴きやすいです。
今まで聞いた通訳の人だとあまり本題に関係ないことだと省略する人もいたのですが、彼女は、弁護士が話したことをすべて訳していきます。
そのあと、記者から質問がありますが、英語での質問には、日本語に翻訳をしていきます。
日本語も正確なもので、日本語ネイティブの発音で聴きやすいです。
誘ってくれた友人とも話したのですが、通訳者は、多分両親がアメリカ人で日本で育った経験のある人ではないかと推測しました。
また質問者の英語もいろいろななまりがあり、聴き取りにくいものもありましたが、彼女は、正確に日本語に訳していきます。
今まで何人かの通訳者の通訳をこの会場で聴きましたが、一番レベルが高いと思いました。
今回の記者会見は、弁護士のものということで難しい法律用語もありましたが、それらも難なく訳していました。
記者会見は、1時間半ほど続きましたが、通訳者は、集中力が途切れることなく、最後まで通訳を続けました。
記者会見が終わった後は、友人と同じフロアにあるカフェでコーヒーを飲んで帰りました。
翌日の新聞には、この記者会見の記事が載っていました。
無論通訳に注目したものはなかったのですが、そしがやは今回の通訳者のプロとしての仕事ぶりに感心しました。
またこの記者会見で弘中弁護士は、3回目の保釈請求をしたと述べていました。
3月5日にそれが認められ、翌日にはゴーン氏が作業着姿で保釈されるのが、ニュースとして流れたときには、展開が早いなと驚きました。
今まで何回か参加した記者会見の中では、一番注目を浴びていた事件の記者会見ということもあり、今回は弘中弁護士の発言内容も面白かったのですが、そしがやにとっては、通訳者の技量の高さが素晴らしいと思わせてくれた1日でした。
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