冬になるとお風呂が恋しくなるものです。
夏の間は、シャワーだけで済ますこともありましたが、寒くなってからは、しっかりと浴槽につかることが楽しみになっています。
ですが、そんなお風呂で亡くなる人がかなりいるのも事実です。
寒い季節になると増えてくる症状「ヒートショック」。入浴中、急激な温度差によって体が影響を受け、最悪の場合は死に至ることも。厚生労働省の推計によると、入浴中の死亡は年に約1万9000人にも上るのです。うち高齢者が約8割で、お風呂での溺死、心筋梗塞や脳梗塞などが含まれます。
これは、同年の交通事故死亡者数(約4600人)の約4倍にもなるといいます。
かつては、交通戦争という言葉があり、年間、1万人以上交通事故で亡くなっていましたが、現在は、4600人と半分以下になっています。
ですが、その反面、あまり知られていないようですが、入浴中に体が急激な温度差によって影響を受ける「ヒートショック」で入浴中に亡くなる人は、平成25年度の厚生労働省の推計によると、2万人近くにもなります。
結構ビックリする数字です。
確かに脱衣室や浴室に暖房設備があるのは理想的ですが、現実的にはなかなか難しいかも。わが家もリフォームしたついでに、冷暖房付きの浴室にしましたが、以前住んでいた家の浴室にはそんな機能はなく冬は寒かった…。
ヒートショック予防のためには、できれば浴室に暖房を設置したほうがよさそうですね。
この記事では、10か条のヒートショック危険度チェック項目を載せていますが、その中でも浴室に暖房設備があるかどうかが重要なようです。
そしがやの家の浴室には、残念ながら暖房設備はありません。
ですが、電気ストーブを置くならすぐにでもできそうです。
次はお風呂の温度について。ヒートショック危険度の高いとされる41℃以上のお風呂に入浴している人は、なんと全体の半数以上もいることが判明しました。
またお風呂の温度が高いとヒートショック危険度が高いようです。
冬場は、入浴温度が高くなりがちですが、浴槽の温度を調整するだけですから、簡単です。
もし、入浴時に体調不良を起こしてしまった際に、異変にすぐに気がついてくれる人がいない環境での入浴は危険! でもそんな「深夜の1人風呂」をしている人は、約3人に1人いることが判明しました。
深夜の一人風呂は、もし倒れた場合危険と指摘しています。
そしがやは、家人が起きている時間帯に、風呂に入っています。
とはいえ、実際に倒れたら、大声が出せるものかどうかは、ちょっと心配ですが。
また、浴室は多少なりとも脱衣所よりも室温が高いので、下着を脱ぐのは浴室のほうが良いとのこと。腹式呼吸、下着は浴室で脱ぐ…いずれも簡単なことなので、毎日の習慣として取り入れたいですね。
この記事では、ヒートショック予防法「入浴前準備呼吸」が紹介されていますが、参考になりますね。
下着は、脱衣場ではなく、浴室で脱ぐというのは、今まで気が付きませんでしたが、すぐにでも実行できそうです。
この記事を読んで、冬場の浴室は結構危険だということを自覚しました。
まずは、できることから始めたいですね。
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