前に通っていた大学のシニアコースに夫を亡くし、独身になった60歳代の女性がいました。
彼女は、夫の残したアパートの家賃収入があり、生活に困ることなく、暮らしています。
子供も一人いて、近くに住んでいるようです。
ですが、再婚の気持ちが強いようで中高年向けの結婚紹介所に登録していました。
そこで婚活をしていましたが、あまりうまくいかず、シニアコースの同級生の男性から独身の友人を紹介してもらったこともありました。
彼女の亡くなった夫も有名大学出身者だったせいか、婚活の相手も、有名国立大学出身者だったようです。
結局、うまくいかず、独身を続けています。
彼女は、経済的には、恵まれているので、別に結婚を急ぐ必要がないようですが、世の中には、経済的には、困っていて、早く結婚をしたい高齢女性たちも多いようです。
こんな記事を読みました。
「日本人はヨーロッパの難民問題を他人事みたいに思ってますけど、いままさにこの国で深刻な“難民問題”が起きているんですよ」
そう教えてくれた男性は六十八歳で、定年退職後に事情があって離婚し、余生を共に過ごす伴侶を婚活サイトで探していた。そんな彼が体験したのは、金持ちの男を求めて婚活市場をさまよう膨大な数の高齢女性がいるという現実だ。
この記事によると日本でも結婚をしたい高齢女性がたくさんいて、難民問題化しているというものです。
彼女たちの多くはずっと専業主婦で、離婚や死別で一人暮らしになり、わずかな年金しか受給できないものの、資格も就業経験もないのでいまさら働いても満足な収入は得られない。そんな彼女たちにできる唯一のことは、男に尽くして養ってもらうことなのだという。
なぜ彼女たちが結婚をしたいかと言えば、専業主婦歴しかなく、就職もできず、収入もなく、唯一の手段が結婚だというものです。
何人かの女性と「お見合い」をした男性がいうには、彼女たちにとっては見た目や性格はもちろん、愛情もどうでもよくて、「働かずにそこそこの暮らしができる」ことがすべてなのだ。
ですから、彼女たちの選択基準は、経済力がすべてだとのことです。婚活が就活になっているようです。
高齢者の婚活市場の残酷なことは、女性が圧倒的に多いということだそうです。
ほとんどの女性は、経済力のある夫を見つけることができず、老いていき、最後は、生活保護にすがるしかないと結論付けています。
最初に述べた大学の同級生の女性とは、まったく違う女性たちがいるので、本当かなと思いました。
ただ夫が不動産を残してくれた彼女は、例外かな、という気もします。
それに新聞等で中高年向けの結婚紹介所の広告をよく見かけることがあるので、この記事の内容は、結構当たっているのかもしれませんね。
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