そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

謝礼20万円、治験出向きくじける人々

リタイア後は、主な収入は、年金しかないので、このブログのほかには、いろいろなモニターなどをしています。

ですが、ブログにしても月1万円程度の収入ですし、モニターはもっと少なくて、年間数万円程度です。

そういうせいもあって、治験に関心を持っています。

とはいえ、治験というのは、耳にはするのですが、実際はどうなのか、よくわからないので、いまのところ経験したことはありません。

リタイア向けのブログでも体験したという記事を見かけたことはありません。

ですが、最近、こんな記事を読みました。

www.msn.com

 

これは、50歳の主婦が体験した治験の記事です。
最初は、こんな風に始まります。

友人からメールが届いた。それは45~64歳の健康な日本人女性を対象にした治験ボランティアのお誘いだった。

 参加の条件は、

 (1)BMI(※)が18.5~24.9、かつ体重 50kg~59.9kg (2)休薬期間 4ヵ月 (3)閉経後1年以上経過している (4)服薬していない健康体

 というものだった。
近ごろ、太りだした紘子さん。BMIは問題ないが、体重は60㎏前後を行ったり来たりしているので若干不安ではあった。

 しかし、治験実施までは4ヵ月もある上に、4泊5日の入院試験で20万円もの謝礼がもらえるという。

 

4泊5日の入院試験で20万円の謝礼というのは、魅力的です。

どんな内容なのでしょうか。

「今回の治験は、参加者の皆さんの身体に対するメリットはまったくありません。むしろ重大な副作用の危険がありますので、そのあたりを十分にご理解いただいた上で、参加するか否かを決めて、同意書にサインしてください。もし、ここで参加をやめることにしても、皆さんに対して不利益は一切及ばないことを約束いたします。治験はあくまでもボランティアであり、社会貢献です。強制ではありません」

 残念ながら治験するのはサプリメントでも、閉経後の健康増進に役立つ薬でもなんでもなく、がんの治療薬だった。

 

内容もよくわからないまま、実際に治験の事前説明会に参加してみると、医師が語り始めた内容は、ちょっとぎょっとするものでした。

参加者の身体へはメリットが全くないというのです。

重大な副作用の危険もあるというのです。

 

副作用の内容はというと以下のようなものです。

発熱、呼吸困難、アナフィラキシー(アレルギーによるショック症状)、肝機能障害、糖尿病の増悪、頭痛、視力・視野障害心筋梗塞脳梗塞、性欲減退等々、すごい数の副作用が0.1%未満、ないし0.1~5%未満の頻度で起こる可能性があると書かれた一覧表を渡された。なんと場合によっては外科治療をすることもあると書いてあった。

 

その後、別の医師から入院の注意を受けました。

入院中は毎日、しかも初日は8回にわたって採血するという。食事は漬物まで含めて完食する、好き嫌いを理由に残してはいけない。外出禁止。メイクは禁止。マニキュア、ジェルネイルも、いざという時に健康状態をチェックしなくてはならないので禁止。

 

結果としては、ジェルネイル禁止や1日8回の採血にこの記事の主婦は、くじけたようです。

最後には、一緒に参加した友人にこう告げました。

「ちょっと無理。だって、確率はすごく低いとはいえ、あれだけ重たい副作用があるって聞くとね。万が一、具合が悪くなったら、家族に合わせる顔がないもの」

 

最終的には、事前説明会だけで治験そのものには、参加しませんでした。

治験もいろいろなものがあるようですが、こういう内容を見ると気楽には参加できないのは、確かですね。

友人が語ったように謝礼が20万円ということは、それなりの負担があることには、間違いないようです。

 

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