60歳でリタイアしてから3年が経ち、4年目を過ごしています。
毎年、収入と支出を計算していますが、おおむね、1年間で200万円の収入があり、400万円を支出しています。
収入が結構あるのは、年金の経過措置があり、本来の年金の約6割ほどが出ていることと少額とはいえブログ等の収入や株式の運用益があるからです。
このまま行くと65歳で本来の年金を満額受給する前には、約1000万円ほどの蓄えが消える計算になります。
もし年金の経過措置がなかったら、収入は、かなり減りますから、多分、ほぼ2000万円程度の金額が消えることになります。
ネット上にそんな想定を前提とした記事を読みました。
60歳定年で年金をもらうまでに必要なお金は2000万円!?
2000万円!? 大きな金額ですね。この金額は、勤労者世帯における毎月の消費支出の平均額26万644円(総務省「平成29年2月分 家計調査 二人以上世帯」より)で暮らし続けた場合に、退職してから年金を受給する65歳までの5年間に生活費として使うお金の総額です。
計算すると、以下のとおりです。生活費26万644円(月額)×12カ月×5年間=1563万8,640円
この金額以外にも、車の買い替えやリフォーム、大きな旅行などを考慮すると、プラス300~500万円は別に必要になります。合計すると約2000万円は見込んでおいた方が無難ですね。
この計算では、年金の経過措置のことは入っていませんが、ほぼ2000万円が65歳の年金受給前に消えると述べています。
そしがやの経験からいうと夫婦2人の場合だと妥当な数字でしょう。
この記事では、そういう状況の中で、どういう選択をしたらいいのか、4つの選択肢を提案しています。
60歳でリタイヤした場合は、年金を受給する直前の64歳の時点で貯蓄は1200万円に減少しています。向こう5年間でその約2/3を取り崩すことになるので、当初の3000万円を資産運用などで増やすことも厳しい状況です。
一方、65歳まで働く場合は、月収20万円としても64歳の時点で貯蓄の残高は2400万円。月収を30万円見込めるなら貯蓄は減ることなく3000万円を維持できます。貯蓄を取り崩さなくて良いので、その間、資産運用で育てることもできます。3000万円を5%の複利運用をしたら、65歳までの5年間で約3829万円にできる計算です。
60歳から働かない場合と2通りの働く場合です。
働くときは、月収20万円と月収30万円の場合です。
それと30万円で働いたときに5%の運用をした場合です。
無論、働いて運用したケースが一番経済的にラクになるという結果が出ています。
この記事では、はっきりと結論付けていませんが、65歳まで働き続けて、運用することを勧めるような内容に読めます。
とは言え、そしがやは、60歳以降は仕事をしないという結論を出していますので、この記事に影響されることはないのですが。
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