子供のころに親から言われてきたものに、「人の悪口を言ってはいけない」があります。
そしがやは、真面目にそのことを受け取って、人の悪口は言わないようにしてきました。
悪口を口にしたことが全くないわけではありませんが、人よりは、少ないと思っています。
ですが、世の中には、現実には、悪口をよく言う人が多いのも間違いありません。
子供のころからの刷り込みがあるので、そういう悪口をよく言う人は、良くない人だとずっと思ってきました。
先日見たテレビ番組で視聴者からの投稿があり、「悪口を言わない人は信用できない」というものがありました。
テレビ朝日の『マツコ&有吉 かりそめ天国』です。
マツコと有吉は、そういう投稿者の意見に肯定的でした。
二人の意見は、人は絶対悪口を言ってるんだから、とその意見に同調していました。
人は悪口を言う存在だということです。
確かに悪口を言っちゃいけないというのは、ちょっときれいごとのような道徳観です。
とはいえ、そしがやにとっては、ずっと信じてきた道徳観を否定されたので、ちょっとショックな面もありました。
ネット上を見てみると賛否両論なようです。
この記事では、まずマツコの意見を紹介しています。
番組では、“人の悪口を言わない人は信用できる? できない?”とのアンケート調査を行い、7割が“信用できない”と回答したことを発表。これを受けて、マツコは「カマトトぶってる奴が一番怖い」「人間は絶対に悪口を言う生き物」と持論を展開した。
正直な話、7割が「人の悪口を言わない人は信用できない」という数字は、意外でした。
多くの人が親からは人の悪口を言っちゃいけないと躾けられてきたでしょうから、もっと少ないと思っていました。
ネット上での肯定的な意見も取り上げられています。
これにネット上では、「悪口ってガス抜きの役割は絶対あるよな」「自分の前で悪口言わないってことは自分が嫌われてるってこと」「人の悪口を言わない奴は信用できないとは言わないが、面白くは無い」「口の軽い人の前では他人の悪口は言わないもんだよ すぐバラすから」「確かに悪口言わない人ってちょっと心配になるな」と、悪口を話せるかどうかで人間関係を測るという意見が多く見られた。
無論、反対意見もあります。
その一方で、「悪口ばっかの人といても楽しくないじゃん」「信頼されなかろうが余計な波風をたてるエサは自分から絶対に与えない」「悪口言ってイキってる奴の方が嫌だよ」「悪口と陰口をごっちゃにしてるからや。陰口ばかりの奴は信用ならん」「人の悪口言うと、自分にブーメランのように返ってくるから言いたくない」といった反対意見も見られた。
こういう番組だけで今までのそしがやの価値観が変わることは、ありませんが、ちょっと悪口について考えるきっかけには、なった気がしています。
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