先週は、大学院の授業の最後の週にあたり、いくつかの授業では、飲み会がありました。
そんな中、ある授業を一緒に取っているメンバーと教授が集まり、打ち上げがありました。
大学近くの店でしたが、何人かのメンバーと話しましたが、普段あまりしゃべったことのない女性と席が隣になり、話すことになりました。
彼女は、30歳代後半で独身です。
アルコールが回ってきたせいか、「自分は、独身で不幸だ」という風な発言が出ました。
「そんなことはないよ。それは人それぞれの生き方の問題だ」と答えましたが、彼女は、納得できないようです。
その年齢まで独り者の自分をネガティブにしか見れないようです。
大学院でも20歳代のメンバーが多い中で年齢的にも高いので、自分は、マイノリティだと考えているのかもしれません。
既婚者の立場からいうと既婚者には、既婚者の悩みがあることを言いたかったのですが、言えませんでした。
彼女は、結婚ですべてが解決するかのように考えているのです。
そんな思いは、彼女だけではないようです。
時々読んでいる「発言小町」に関連して、こんな記事が載りました。
「生涯独身女性は不幸なんでしょうか」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。地方に住んでいるという、30歳手前のトピ主さん。職場の9割以上が既婚者で、「年齢を重ねた独身者への偏見がある」と感じています。トピ主さんも周囲の勧めで出会いの場へ足を運んでいたものの、最近は結婚願望も薄らぎ、疲れて休日は家に引きこもるように。「生涯独身女性の幸せを想像することができない」「自分は一生誰からもお祝いされない人生を生きるのかなと悲観している」と心境をつづっています。
ある程度の年齢になると男女に関係なく、そんな偏見は、以前よりは、少なくなったとは言うものの、独身者であれば、誰しも感じるものです。
そんな中で精神的にも落ち込んでしまうという気持ちもわかります。
この記事のライターは、マジョリティーではないことが、つらさの原因なのかも、と投稿者の思いを分析しながら、いくつかのアドバイスをしています。
トピ主さんはどうすれば悲観せず暮らせるようになるのか。強くおすすめしたいのは、コミュニティーやアイデンティティーを増やすことです。
(中略)
居心地よい他のコミュニティーを積極的に探してみましょう。趣味でも教養でもスポーツの世界でもいいですし、オンラインの世界でも構いません。視野を広げれば、「結婚していようがいまいが楽しめる場所」はたくさんありますし、「立場や状況に関係なく、楽しく会える人」は必ずいます。
アイデンティティーを増やすことも、重要だと述べています。
たとえば、普段は会社員でも「実は市民オーケストラのメンバー」なんて人もいれば、「週末はロードバイカー」「〇〇バーの常連さん」といったアイデンティティーを持っている人もいますよね。仕事以外の“別の顔の自分”を持つことは、今ここにある貴重な人生の楽しみ方を教えてくれます。将来への焦燥感や不安感をも和らげてくれるはずです。
確かにいくつかのコミュニティがあると、会社という存在が絶対的なものではなく、相対化できるので、気持ちが楽になることは多いです。
また複数のアイデンティティがあることも不安さを和らげてくれることは間違いありません。
そしがやもそういう体験はありました。
自分の人生を豊かにすることに集中しよう
「恋人にひどい裏切りを受けて別れて以来、結婚願望が薄れている」というトピ主さん。であればなおさら、恋愛は副次的な産物と考えて、今はひとりでの楽しい暮らし方を模索してみてはいかがでしょうか。「やってみたかったけど、やっていないことリスト」を書き出し、どんどんチャレンジしていくのもいいと思います。居心地が悪い職場なら、慶事を心から祝えないような人間関係ならば、思いきって手放してみるのもひとつです。
2つ目のアドバイスは、恋愛にこだわらずに自分自身の楽しい生き方を模索することです。
具体的には、やってみたいリストを書いてみることを勧めています。
この二つのアドバイスを読んでみると、今の会社というコミュニティを絶対化しないということでしょうか。
ほかの世界にももっと目を開こうということでしょう。
これって、独身の女性だけでなく、男性にも言えそうです。
今度、独身の男性の友人に会います。
こういう話題が出るかどうかわかりませんが、もし同じような悩みを聞かされたら、この二つのアドバイスをしてみようと思いました。
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