仕事がブラックというと民間企業のことだけだと思っている人もいるかもしれません。
ですが、そしがやのいた公務員の世界でも理不尽がことがあったりしました。
例えば、パワハラについて言えば、そんな上司は、どこにでもいました。
今思い出すのは、ある部長のことです。
部長になると個室を与えられるのですが、その近くの事務室で仕事をしていたころのことです。
時々部長室に部下の課長が入っていくのですが、いつもきまって、怒号が聞こえてきました。
その部長が部下の課長を叱責している声です。
常に一方的で部長の声だけです。
課長の声が聞こえてくることはありません。
その部長は、部下を怒鳴りつけることで有名でした。
当時は、パワハラという言葉は、ありませんでしたが、今から思えばまさにパワハラでした。
こんな記事を読みました。
「ウチには『これまで俺の部下で◯人自殺したヤツがいるんだぜ!』と武勇伝のように自慢してくる、人格が崩壊した管理職がいます」
苦々しい顔でこう語るのは、都庁職員の黒沢亮さん(仮名・38歳)だ。
「議会対応という名目で夜間残業を強いられるのですが、延々とやらされるのは『てにをは』などの文書の修正。しかも、ちょっとした文書表現のミスでも『緊張感が足りない!』と怒鳴り散らされることも珍しくありません」
そしがやの勤めていた職場でも残業の多い部署はあり、それが直接原因かどうかは、わかりませんが、自殺した職員は、います。
最初に述べた部長の時は、自殺した人は、いませんでしたが、定年をだいぶ前にして、年度途中で職場をやめた人はいました。
その人は仕事ぶりもよく、いい人だったので、退職が意外でした。
口には出しませんでしたが、本人も不本意だったでしょう。
その部長の度重なる叱責が原因だと分かるとそしがやは、理不尽さを感じました。
今は、パワハラに対する意識も変わってきたので、もうそんなパワハラ上司は、少なくなったと感じていましたが、今回のこの記事を読むと、残念ながら公務員世界も昔とそんなに変わらないようです。
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