公務員だったので、成功というと多くのサラリーマンと同じように出世するということでしょう。
ですが、公務員の中には、出世に関心のない人も結構います。
その方が多数派かもしれません。
そしがやもそういう考えでした。
そういうこともあって、成功したいと思ったことはありませんでした。
とはいえ、世の中には、起業して、成功して、自分自身もお金持ちになりと考える人もいます。
そういう人の存在があって、新しい産業が起きて、世の中が発展していくのも事実でしょう。
経済学的にいうイノベーションというものです。
そんな成功者というと何人かの人物の顔が思い浮かびます。
人並み以上の才能があり、努力をしてきた人だと想像します。
しかし、そういった誰しもが持っている考えとは違うものが成功を決めているという記事を読みました。
米野球選手のレフティ・ゴメスが、「優秀な選手ではなく運のいい選手になりたい」と言ったのは有名な話だ。しかし、成功する上で運が果たす役割はいまだに社会で軽視されており、成功は努力と才能のたまものだとする考え方が主流だ。世界中で収入格差が広がる中、このことは盛んに議論されるようになった。
この記事の冒頭でも成功は、努力と才能のたまものだとする考え方が主流だと述べています。
ほとんどの人がそう考えているでしょう。
そしがやもそうでした。
ですが、これとはまったく違う研究結果が出ているそうです。
富の配分は現実世界のデータとおおむね一致していた一方で、富の分布は才能の分布とは一致しなかった。むしろ最富裕層は、才能面ではトップから程遠い結果となった。
では、富をもたらしていたものは何か? それはどうやら、純粋な幸運のようだ。チームが幸運度を元に個人を順位付けしたところ、幸運と全体的な資産の明確な相関関係が示された。最も幸運だった層は資産の面ではほぼ最上位に入った一方で、最も不運だった層は最底辺近くに入ったのだ。
富をもたらしたものは、この研究によると純粋に幸運によるものだとしています。
かなり意外な結果です。
世界中の成功者だとされる人は、むろん努力や才能もあったんでしょうが、幸運が大きかったということです。
ですからこの記事の結論としては、成功者を崇拝してはいけないと述べています。
その成功者は、単に運が良かっただけかもしれないのだから、というのです。
その成功者と同じことをしてもまた成功するとは限らないということです。
成功というのは、才能だけでなく運を含めたその他の要素によって決まるからだとしています。
それにしてもこの記事を読んで、運が成功の大きな要素だとしていますが、どうしたら幸運を呼べるのは、触れられていません。
今度は、ぜひ幸運を導く方法も紹介してほしいですね。
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