勤めているころに同じ職場にシェアハウスに住んでいるという女性の新入職員がいました。
シェアハウスというのが、世間的に認知されはじめたころで目新しく感じました。
いつも読んでいるマネープランクリニックですが、そんなシェアハウスに住んでいる女性の記事が載りました。
▼相談内容
リタイアの時期について聞きたいです。住居はシェアハウスのため家賃は光熱費、通信費など込みです。実家(一戸建て)をもらい受けることにはなっていますが、築35年くらいになるので、建て替えをしなければなりません。もしくは地方都市の空き家に手を入れて住むか、あるいは海外という可能性もあります。仕事は短期の派遣等で、収入は年間200万円くらい。うち100万円を貯金しています。働いていないときは実家にいるか、海外に行っています。移動の費用は金融資産の運用益を当てています)。50歳くらいまでこのペースで、リタイアするか、それ以後60歳くらいまで生活費のみ(年間100万円)で稼ぐのがよいか悩んでいます。物書きを目指しています。年金等を考えて、計算上リタイアが可能な年齢というのは何歳くらいになるでしょうか。
シェアハウスに住んでいる47歳の独身の方です。
貯蓄と投資資産を合わせると約4000万円ほどあります。
リタイアを検討しているので、相談したものです。
FPのアドバイスは、以下の3つです。
アドバイス1 年金受給が始まるまでの生活費を備える
アドバイス2 実家をどうするかがリタイア生活のカギ
アドバイス3 貯蓄の取り崩しをいかに遅らせるか
相談者が一番聞きたかったのは、何歳くらいだったらリタイアできるかというものです。
FPは、アドバイス1でこのように答えています。
問題は、年金受給が始まるまでの生活資金をどうするか。とくに早期リタイアということは「早期に無収入になる」ことを意味しますから、その間、貯蓄を含めた金融資産を取り崩しての生活となります。50歳でリタイアすれば65歳まで15年間。生活費が今と同じなら1530万円。この間、これだけ使える資金が用意できていれば、50歳からリタイアしても生活費に関しては問題ないことになるわけです。
4000万円の貯蓄等があるので、このアドバイスからすると50歳でリタイアも可能というのが、FPの答えでしょう。
相談者は、物書きを目指しているようですが、ある程度物書きで稼げるようだったら、現在でもリタイアしてもいいくらいです。
ですが、物書きで実績をあげているような記載はないので、そしがやだったら、もうすこし物書きで稼げるようになってから、リタイアしたほうが無難かな、と思いました。
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