60歳でリタイアするときは、その時の資産と今後の生活にかかる経費をシュミレートして、大丈夫だと考え、仕事を辞めました。
平均寿命より若干長めに生きるとして計算しましたが、毎月のように預金が減っていくのは、精神的には、気持ちいいものではありません。
60歳より前も何度かシュミレートしていました。
50歳くらいからは、55歳でリタイアというのが、一応も目標だったのですが、55歳でリタイアだとかなり厳しいと考え、その年齢でのリタイアは、諦めました。
その当時からいろいろなシュミレーションがネット上や雑誌等で紹介されていましたが、最近こんな記事を読みました。
55歳の時点で、資産が5800万円ある家族のシュミレーションです。
直也と加奈という夫婦で共に現在45歳で10年後のリタイアを目指しています。
15歳の子供が一人います。
この資産額は、運用もしていて、退職金も含めたものです。
一般的に言えば、かなり恵まれた方でしょう。
佳奈 一方で支出だけれど、55歳から64歳までの10年は「アクティブなリタイア生活」とのことなので、50歳時点の支出の9割くらいとして、年間500万円前後に設定。それ以降は支出のペースが徐々に落ちていくとして、65~70歳は年360万~410万円、それ以降は330万~350万円程度と設定したわ。
年間500万円は、仕事をしていない方としては、多いと思いますが、これまでの生活パターンを考えるとこの程度は、必要という設定です。
その結果がどうなるかというと、
直也 うーん、70歳で見事に資産がマイナスに転じるんですね。5800万円近くあっても15年で使い切っちゃうのか。人生って何てはかないんだ……。
このシュミレーションでは、70歳で資産がゼロになってしまうというものです。
途中で尽きるとは予想していましたが、やはり残念な結果が出ました。
もし60歳の定年でリタイアした場合は、どうでしょうか。
直也 おおっ、退職時の資産が7281万円! 一気に1513万円も増えてる。しかも、90歳時点で2625万円も残ってるぞ! 人生って何て素晴らしいんだ!
やはり60歳の時点のほうが圧倒的に有利なようです。
退職金額も年金額も増えます。
逆に支出でいうと定年前にリタイアすると国民年金の負担を夫婦2人分しなくてはいけません。
こういう記事を読んでくると、そしがやの60歳でのリタイアという選択は間違っていなかったとも思えます。
ですが、55歳から60歳までのまだ心身ともかなり元気だった時の5年間をストレスの多い仕事中心の生活を送らざるを得なかったというのは、やはりちょっと後悔も残っています。
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