老後資金として1億円ほしいというのは、よく話題になるテーマです。
そしがやも勤めている頃は、そう考えていました。
ですが、結局は、1億円は無理でした。
子供がいないので、夫婦とも公務員の共稼ぎだったら可能だったかもしれないと感じています。
職場の同僚たちには、そういう夫婦が多いので、多くの同僚たちが普通に贅沢をしなければ、可能になったような気がします。
ただ、こういうテーマは、なかなか話題にしにくいものですから、直接同僚たちから1億円貯まったという話は聞いたことはありません。
推測をするしかないです。
こんな記事を読みました。
「老後資金を1億円ためたい」。専業主婦のCさん(38)が相談に訪れました。Cさんは会社員の夫(43)と長男(2歳)の3人暮らし。
(中略)
そもそもなぜそんなに多額の老後資金が必要なのでしょう。その点を尋ねると、「漠然とした不安がある」という答えが返ってきました。
そしがやも1億円ほしいと思っていたのは、やはり老後に対する漠然とした不安でした。
これは多くの人が持つものでしょう。
にもかかわらず、多くの人は具体的に計算することはないようです。
この事例でもFPが計算してみると、老後になっても、想像しているほどそんなにお金が必要になることはないとのことです。
FPは、この家庭に対して、2つの問題点を挙げています。
(1)老後資金の必要額を誤解している
(2)老後資金を捻出するための毎月の剰余金がない
(1)に関しては、問題ないことがわかりましたが、問題は、(2)のようです。
Cさんは、現在の家庭の支出に関して真面目なせいか、頑固です。
減らせるものがないと言うのです。
特にCさんの絵画塾の学費が大きいようです。
趣味である絵画への思い入れが強かったのですが、
「これからは絵画塾に通うのではなく、外に出て絵を描くことを楽しむライフスタイルに変える。知識は今まで学んだことを復習することで磨く」という考えに至りました。これでどうにか、絵画塾の費用がなくなりました。
また有機野菜へのこだわりもあったのですが、これも1週間9000円という上限を設け、9000円以内ならどういうものを買っても自由というルールにしました。
こんな形で支出額を減らすことで約8万円削減できました。
Cさんは、FPのアドバイスで支出を減らすことができましたが、現在の預金が60万円ということで、1億円貯めることはかなり厳しいでしょう。
ですが、家計を冷静に客観的に見ることができるようになったことは、大きいと感じました。
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