リタイアする最後の年の新入職員に、就職前は、シェアハウスに住んでいたという女性がいました。
その頃のシェアハウスというのは、敷金も礼金もいらず、共同で若者が住むというもので、イメージも悪くなかったと思います。
住民同士の交流もあったりして、メディアでも新しい形の賃貸住宅のあり方として、好意的に取り上げられていたような気がします。
ですが、現実は、必ずしもそうではないようです。
こんな記事がありました。
「現在は日雇い労働もネットでマッチングする時代です。かつての寄せ場がネットの中に移ったことで、労働者たちもドヤ街のような特定の地域に集まる必要がなくなりました。とはいえ、定住する家を持てない貧困層そのものがいなくなったわけではなく、現在でも都心の格安ゲストハウスやネットカフェを転々としながら生活する貧困層は少なくありません」
そう語るのはNPO法人「もやい」の大西連氏。10年前に「ネットカフェ難民」という言葉が流行したが、現在はネットカフェのみならず料金を極端に抑えたゲストハウス、シェアハウスを拠点にするケースが急増しているのだとか。
貧困層がネットカフェ、ゲストハウス、シェアハウスを拠点にしている傾向を紹介した記事です。
この記事では、シェアハウスもかつてのドヤ街的なイメージもあるようです。
この記事で取り上げられている26歳の男性は、アルバイトによる月収は10万円ほどで、ゲストハウスを転々としています。
一日あたり2000円の部屋とは言え、月当たりにすれば、アパートを借りた方が安くなりますが、敷金、礼金等の初期費用を払う金がないとのことです。
日々の生活を節約して、アパートの初期費用を貯めて、アパートに移り住んだ方が結局は、得だと思いますが、余裕がないようです。
この記事の男性は、このままだといつまでもゲストハウス生活から抜け出せないでしょう。
まだ26歳と若いので、少し頑張って、この生活から抜け出してほしいものです。
それにこの記事のライターには、このような環境から抜け出したケースなども紹介してほしいですね。
元気の出る記事も読みたいです。
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