仕事をしている頃は、そしがやは、あまり熱意がある公務員ではありませんでした。
と言って無気力というわけでもなく、普通にそこそこ仕事をしていたつもりです。
周りの同僚もほとんどがそんな感じでした。
それは、40年近く前に入ったときから最近までそんなに変わっていないと思います。
民間会社の経験がないのですが、会社員は公務員よりは、熱意のある仕事をしているのではないかと想像していました。
ですが、こんな記事を見つけて、びっくりしてしまいました。
日本経済新聞の記事(2017/5/26掲載)にれば、米国の大手調査会社ギャラップ社が世界各国の企業を対象に、従業員の仕事への熱意度(Engagement)を調査したところ、日本は「熱意あふれる社員」の割合がたった6%しかないことが分かったという。
なんと、日本は調査対象となった139か国中132位と最下位クラスだったようなのだ。
日本の従業員の仕事の熱意は、6%と世界でも低い方のようです。
もっと数字が高いと思っていただけに意外でした。
公務員だったら低いのは、わかる気がしましたが、民間会社がこんなに低いのは、驚きです。
今回の調査では、他の国の割合が示されていませんが、古い調査によると、こんな結果になっています。
また、2011—2012年のギャラップ調査で少し古いデータはあるが、世界の各地域における「社員の熱意度を比較」したものも紹介しておこう。
「熱意あふれる社員」の割合は、北米地域29%・オセアニア24%・EU諸国14%となっており、また意外にも中南米地域は21%と比較的高い割合である。それらに対して、東南アジアは12%、東アジアは6%となっており、日本を含めたアジア全体における「熱意あふれる社員」の割合が相対的に低いことが分かった。
アジアの国の中でも東アジアは、高いと思っていただけにこれも驚きです。
経済的に発展している東アジアの国が低いのは、どういうことなんでしょうね。
それに中南米地域は、21%と経済状態は、一般的には悪いと言われているのに高いのも理解できません。
結論的には、経営者の意識改革が必要という当たり障りのないものになっていますが、もう少し突っ込んだ、背景等の分析が欲しいなと思う記事でした。
統計調査に対する回答の仕方に文化的な差があるような気がしました。
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