定年後は、夫婦の時間を大切にしないとか、共通の趣味をもちなさいとかは、退職者向けのセミナーでよく言われました。
確かに定年後は、職場の人間関係もなくなるので、家庭で過ごす時間が多くなるから、妻との人間関係が大事になるのは、わかります。
ですが、そしがやの場合は、共通の趣味もないし、定年後もほとんど別々に過ごしています。
リタイア前とほとんど変わりません。
退職者向けのセミナーの講師が勧めていたことは、まったくやっていません。
ですが、まあ、夫婦ともそれなりに毎日を過ごしています。
こんな記事を読みました。
この記事でも退職者向けセミナーでの講師の発言を取り上げています。
彼らが一様にいうのは「定年退職後は、奥さんを大切にしなさい」「夫婦で共通の趣味を持ちなさい」といった内容です。このこと自体は間違っていませんが、2つの点で気がかりなことがあります。
2つの気がかりな点を指摘していますが、その中で興味を持ったの2つ目の点です。
もう一つは「奥さんだって夫と一緒に過ごす方が楽しいだろう」という思い込みです。それは幻想であることが多いのです。奥さんは夫が平日飲みに行き、土日も会社の仲間とゴルフに行っている間、自分で仲間や友達をつくり、夫がいなくても十分に楽しめる「自分の居場所」を持っています。
そんなところへ定年退職してやることのない夫がやってきて、まとわりつかれても奥さんは戸惑うだけでしょう。
世間には、奥さんだって、夫と一緒に過ごす方が楽しいだろうという思っている人もいそうです。
ですが、それは、この記事が指摘するように幻想にしかすぎません。
そしがやは、もとからそういう幻想を持っていなかったので、リタイア後も仕事をしていたころと同じように夫婦別に過ごすことがほとんどです。
この方が、妻にとっても居心地がいいと推測しています。
最後にこの記事は、こんな風にまとめています。
そして奥さんのいる男性には「大事にしなさい」ではなく、「奥さんを尊重しなさい」と進言します。つまり「奥さんの持っている世界や人間関係を尊重し、無遠慮に入り込まないようにしなさい」ということです。
夫婦とはいえ、お互いの世界を尊重しなさいということです。
そしがやは、そうしているつもりですが、実際のところ、妻は、どう感じているのでしょうか。
ちょっと気になるところではあります。
まあ、今のところ支障なく過ごしているので、このまま行くつもりです。
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