ちょっと前にアメリカのユナイテッド航空が搭乗済みの乗客4人に対して降機を命じる際に一人の男性医師が拒否をしたという事件がありました。
その際に同航空会社の呼んだ保安担当者によって、その医師は、乱暴に飛行機から引きずり出され、その様子が撮影され、大きなニュースになったのは、まだ記憶に新しいところです。
その時には、ユナイテッド航空は、翌日の便に乗る乗客を募るために謝礼の額を最終的には、1000ドルにまで引き上げたが、志願者がいなかったというものでした。
その記事を読んだときに、15年ほど前、アメリカへ旅行した時に空港で同じように、便がオーバーブッキングなので、翌日の便に乗ることを募るアナウンスが頻繁に流れていたことを思い出しました。
金額はいくらだったか、もう覚えていませんが、それなりに魅力的な金額だったように思います。
その際には、志願者がいたようで、何事もなく飛行機は、出発しました。
そしがやも、もし旅行が翌日に伸びてもいいものだったら、志願したかもしれません。
ただツアー旅行だったので、当然志願することもなく終わりました。
今回のユナイテッド航空のケースは、不幸な結果になってしまいましたが、逆に翌日に振り替えることに積極的に志願することでそれなりのお金を得ている人もいるようです。
こんな記事がありました。
私たち家族は先週末、米デルタ航空が見舞われた運航ダイヤの混乱から、1万1000ドル(約120万円)もの大金を得ることができた。ここではその経緯と、私がオーバーブッキング(過剰予約)で予約を取り消されることに拒否反応を示すのをやめた理由を紹介する。
この記事は、ユナイテッドではなく、同じアメリカのデルタ航空のオーバーブッキングの際に、約120万円を手にしたと言うケースです。
親戚の家を訪ねる旅行だったので、3度にわたる搭乗する権利を放棄して、それなり金額を得たというものです。
旅行は結局中止になってしまいましたが、旅行先は、親戚の家だったので、ホテルのキャンセル料も発生せず、時間を無駄にしたことと旅行が中止になった以外には、損害は発生しなかったので、満足しているというものでした。
最初のユナイテッドの例は、不幸な例ですが、オーバーブッキングでこのように割り切って儲けている人がいるというは意外でした。
この記事の最後には、飛行機の予約取り消しでもうける技術を極め、次から次へと何千ドルも稼ぐ人がいるとも書かれていましたが、ユナイテッドのケースでは、こういう人がたまたまいなかったことは、ちょっとユナイテッド航空としては、残念だったかもしれませんね。
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