仕事をしているころの人付き合いは、今から思うと表面的なものに留まっていたような気がします。
相手の立場や地位によって、付き合う距離感を探っていました。
まだ20歳代のころはともかく、ある年齢になって、立場がそれぞれ変わってくると自然な人間関係は、持てなくなったと感じました。
だから、人付き合いが楽しいと思ったことはありませんでした。
無論、学生時代もみんなと同じ付き合いをしていたわけではありませんが、気の合う友人とだけ仲良くしていればいいので、気分的には楽でした。
こんな記事を読みました。
ネットやSNSで"人と会わない交流"が盛んな昨今、実際に会っての人付き合いが苦手だという人が増えているような気がする。先日のガールズちゃんねるに「人付き合いの楽しさがわからない」というトピックを立てた女性はこう問いかける。
「人付き合い、昔は楽しかった。今は、楽しくない。何で楽しくないのかな?わかる人いる?」
この記事によると人付き合いが楽しくないという人が増えているようです。これに対して、共感の声が寄せられています。
「年をとると、会話が探り合いみたいな。気づかい中心になる気がする」
「大人になるとマウンティング入るから。格差も広がるし、気まずいよね」などという、つまり「大人の付き合いになったから」という声が多い。もちろん学生時代にもその時代特有のしんどさはあるものの、気が合う友人と純粋に楽しい時間を多く過ごせた。
「大人の付き合いになったから」楽しくなくなったというのです。
これは、そしがやもわかります。
面倒くさくもなるし、気遣いも結構必要になります。
「誰にも会わない方が心が安定してる。誘われると嬉しい反面、どう断ろうかすぐに考えてしまう」
「面倒臭いのひと言。一人が一番気楽」中には実際に人と集まって楽しい雰囲気の中でさえ、
「皆でお酒飲んで陽気に笑いながら盛り上がってる時に、ふと『皆心底楽しいのかな?』と冷静に考えてしまうときある」
この辺のコメントは、そしがやの仕事をしている頃の思いとほとんど同じです。
いろいろな人間関係の中での一見楽しそうでも、本当に楽しめなかったことが多々ありました。
周りの人間には、楽しそうなフリをしていただけでした。
ただ、本来的には、人間関係は楽しいものもあるはずです。
この記事の最後は、こんな風に締めくくっています。
「自分に合った『適度な人付き合いの仕方』を会得すると、人付き合いも苦じゃなくなるどころかなかなか楽しくなるよ」
という声もあった。"会いたい人"が増えると人生は楽しい。最初から完成された楽しさなど人付き合いにはない。受け身にならず、自分から楽しさを見つけていく努力、作っていく努力も必要かも。
リタイアして、以前よりは、適度な付き合い方をしているつもりですが、いまだ人付き合いが楽しいという状態までは行っていません。
無論この記事の言うように努力が足りないんでしょうけど、もともとの性格的なものもあるんでしょうね。
関連記事