友達は多い方がいいという刷り込みが子供のころからずっとあったので、自分に友達が少ないのを恥ずかしいことだと思っていた時もありました。
だから友達や知り合いの多いのを自慢する人の話を聞いて、劣等感を持って聞いていました。
ですが、ある時点からそんなに無理することはないと気づき、友達の少ないことを楽しめるようになりました。
それは、30歳代だったように思います。
リタイアしてからは、なおさら友達は少なくなりました。
仕事上の知り合いがほとんどだったので、当然でしょう。
だからこそ、数少ない友達との関係を大事にしようと思っています。
有名人でも同じように感じている人がいるようでこんな記事を読みました。
「私には友達がいない」――そう話すのは、作家の橋田壽賀子さん(91才)。本誌・女性セブンでもお伝えしてきたが、夫と死に別れ、子供も親戚もいない橋田さんは安楽死を熱望している。多くの同級生はすでに鬼籍に入り、今や心を残したり、残されたりする友達もいないから、認知症になったら安楽死で逝きたいというのだ。
「だからタモリさん(71才)がおっしゃることはよくわかるんです。もう友達はいりません」
橋田さんが賛同を示したのは、タモリの『SMAP×SMAP』(フジテレビ系。12月19日放送)での発言だ。
「友達なんかいらないって。(だから)どんどん友達減らしていってるの。切ってくの」
学問的には、多様な友達が多い方が認知症予防にもなるようです。
ですが、この記事でも取り上げられているように心にもないことを言わなくてはいけないとか、友達付き合いには、しんどいことが結構あるのも事実です。
やはり嫌な友達付き合いをしたくないという気持ちが強いのです。
そういう意味では、リタイアして、無理に友達関係を続けなくてもよくなったのは、リタイアのメリットの一つだと思っています。
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