便利な社会の日本にいると今の状況が普通だと思ってしまいます。
ですが、他の国は必ずしもそうではありません。
こんな記事を読みました。
「日本って、すみずみまでサービスが行き届いていて、なんて快適に暮らせる国なんだろう」――。フランスから帰国した日本人同士でおしゃべりすると、よくそんな話題になる。
しかし、そのすばらしいサービスや便利さの背景に何があるかというと、長時間労働が跋扈し、それが女性の育児と仕事の両立を阻む原因となっている。
一方、フランスでは働く人の権利が第一に守られる。働く女性の割合も、日本より7.5ポイントも高い82.7%だ(OECD調べ。2015年)。
ただ、それゆえか、フランスでの日常生活は、日本と比べて不便だと感じる場面も多い。
この記事を読んで、スーパーというと以前は、と言っても30年以上前のことだと記憶していますが、週に1日定休日があった店があったことを思い出しました。
無論日曜日ではなくて、平日でした。
当時はそれが普通で何も不便を感じずに買い物をしていました。
それに当時は、開店時間も今より遅く、夜も今から考えると早く閉店していたような気がします。
夜の8時くらいだったかな。
ですが、その後定休日のあったスーパーもいつの間にか毎日店を開けるようになり、開店時間は早くなり、閉店時間は遅くなりました。
確かに便利にはなりましたが、働く人のことを考えると大変だなと思ったことを覚えています。
ただフランスの例が素晴らしいとは、ほとんどの人は思わないでしょう。
そしがやは、観光でしか行ったことはありませんが、不便な社会です。
日曜日には、ほとんどの店は閉まっているし、地下鉄も古くて、ダイアも不正確です。
何か社会の進歩が止まってしまったかのようです。
実際に住んでみるとまた違う印象を持つのかもしれませんが。
とは言っても日本の今の現状のサービス業の状況が、長時間労働をもたらしていることも間違いありません。
24時間開いているコンビニが本当に必要でしょうか。
宅配では、不在の場合には、また配達をしなくてはいけません。
そのためにどれだけの労働がなされているのか、を考えてしまいます。
もう少しすると正月になります。
昔の日本の正月を思い出します。
30年以上前です。
商店は3が日は閉まっていました。
無論、デパートも開いていません。
コンビニは珍しかったころです。
なんかその頃の正月が正月らしかったように思います。
それでも特に困っていませんでした。
みんなが休むのが正月だと思っていたからです。
フランスのような日曜日定休というのは、日本にはなじまないでしょう。
本来は、キリスト教の安息日に基づくものだということもあります。
でも正月3が日くらいは、サービス業も以前のようにみんなで一斉に休むのもいいのではないかとこの記事を読んで感じました。
関連記事