前回の記事でリタイアした後、音信不通になった友人のことを書きましたが、共通の知人だった別の友人のことも思い出しました。
25年ほど前でしょうか。
その友人が伊豆七島の大島に土地を買ったというので、一緒に行ったことがあります。
当時はそしがやも地方の不動産に関心があったのです。
飛行機で行きましたが、釣り人が多かったです。
空港に着いて、その土地を管理している不動産屋の車でそこまで行きました。
その土地は、海岸沿いの崖にありました。
その下には、きれいな海が広がります。
見晴のいいところでした。
ただ海に近いので、風が強かったことを覚えています。
友人の土地には何も建っていませんでしたが、隣の土地には、家が建っていて、その持ち主は、別荘として使っているようでした。
車でその場所まで連れて行ってくれた不動産屋は、隣の家の人は時々来てますよ、なんて言っていました。
ただ、正直な印象で言うと大島に別荘を建てても、通うのが大変だな、という印象がしました。
車がないといけない場所です。
近くには買い物をするような商店もなく、歩いてだと何も生活できないでしょう。
その当時、友人は、家を建てて時々来たいなんて、言っていましたが、その土地はどうなったんでしょうか。
投資という意味合いもあったのかもしれません。
しばらくして、バブルが崩壊し、不動産の価格は、東京でも下がりました。
その後は、友人に会ってもその土地のことは話題になることもなく、時間だけが過ぎました。
友人も話したいようではありませんでした。
そしがやもあえてその話題に触れませんでした。
売却するにしても簡単に売れる土地ではないでしょう。
リタイア後は、もう関係が疎遠になってしまい、今は特に連絡を取っている友人ではありません。
ですが、今その土地を見に行った旅行のことを思い出しました。
越後湯沢のリゾートマンションが今は使う人もなく、荒れ果てているという記事を以前読んだことがあります。
所有者は、売るに売れず、マンションを持て余しているという内容でした。
その友人の大島の土地も同じようになっているように思えて、その後どうなったか気になりました。
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