リタイアしてから起床時間は、1時間ほど遅くなりました。
仕事をしているころは6時半に起きてましたが、いまは7時半です。
仕事をしている頃から見ると随分ゆっくり起きています。
その分、夜の寝る時間が遅くなったかというとそんなでもなく、30分ほど遅くなったくらいですから、寝る時間がその分増えたことになります。
子供のころから、「早起きは三文の得」ということわざがあるように、早起きはいいことだと思っていました。
ですが、1時間ほど起床時間が遅くなっても、ほとんど生活に変化はありません。
起床時間が遅くなったことで、損したこともありません。
ただ、早起きは、いいことだという価値観が刷り込まれているので、多少遅く起きることに罪悪感を感じていることは確かです。
最近、早起きは必ずしも得ではないという記事を読みました。
ちょっと安心できる記事です。
少し内容を紹介しましょう。
実際のところ、「早起き」のメリットは科学的にまったく証明されていません。
たとえば、1998年にサウサンプトン大学が行った調査(1)をみてみましょう。
◆夜更かしのほうが年収が高かった!
サウサンプトン大学の研究者は1229名の男女に定期的なアンケートを行い、睡眠のパターンや収入の変化を記録。23年にわたって調査を続けました。
その結果は、
・早起きよりも夜ふかしのほうが年収が高かった
・早起きのほうが健康にいいという証拠はなかった
というものでした。なんと、朝型には何のメリットもないどころか、夜型のほうが稼ぎがいい傾向があったのです。
ことわざのような早起きのメリットは、証明されていないようです。
「早起きは三文の得」というのは、電気がないころの照明が貴重だった時代の価値観でしょうか。
このような違いが出る理由ははっきりしていませんが、夜型は頭が良くて年収が高いうえに、女性にもモテる傾向は確かなようです。
これだけ見ると、夜ふかしをしたほうが人生が変わりそうに思えます。
と言って、早起きがまったくダメかというとそうでもないようです。
朝型は他人から好かれやすく、社会人としての適性は夜型よりも高いとのことです。
朝型か夜型かは、遺伝によって決まる割合が高いということですから、無理に夜型や朝型にする必要はないとこの記事は述べています。
結局は、自分の体質にあった起き方をする方がいいということです。
ちょっと平凡な結論ですが、これが真実なんでしょうね。
関連記事