仕事をしているころに新入職員が、シェアハウスで暮らしていたと話していたことがあります。
シェアハウスというのは、聞いてはいたものの実際に暮らしたことのある人間は、初めてでした。
メディアでシェアハウスがよく登場するようになったころです。
個室はあって、台所や居間を共用するもので、若者が多くて、住んでいる人が仲良くなれるというイメージがありました。
外国人も結構いて、そしがやも独身だったら、住んでみたいと思ったものです。
メディアもシェアハウスに対しては、好意的だったようです。
そんなシェアハウスですが、若者でない、中年が増えてきているという記事を読みました。
シェアハウスにオッサンが住むと「若者の中で肩身の狭い思いをする」というのが定説だったが、昨今は開き直った中年入居者の暴挙に若い入居者が辟易する場面も珍しくないという。某シェアハウス管理会社関係者は次のように話す。
「大手管理会社による高級シェアハウスが増えていることもあり、シェアハウスを『若者だけのもの』と尻込みせず、ネガティブイメージを持たない中年入居者は増えています。ただ、そのぶん若い頃の自分を引きずって、モラトリアムを脱し切れてない痛い中年も多いのも事実」
中年の入居者が増えているようですが、若い入居者とのあつれきもあるようです。
そんな痛い中年に悩まされている田端さん(仮名・29歳)は語る。
「40代後半の自称プロ作家。若い頃は世界を放浪してだいぶ鳴らしたと自慢話をするのが特徴で、若者を集めては『お前らは気合が足りない』『お前らは恵まれてるけど、俺の若い頃は……』などとお説教。50歳近くになってこんなとこ住んでるお前はどうなのって思いますよ。
昔の自慢話をするっていうのは、ありがちですが、ちょっと痛い中年というより痛々しい感じがします。
関東某所のシェアハウスに住む50代の会社役員はさらに露骨だ。
「つねに待ち伏せをするように共有スペースに陣取っていて、入居者の若い女のコ全員に声をかけて電話番号やLINEを無理やり聞き出そうとする。あのオッサンのせいで出て行った女の子もたくさんいますよ。30代以上の女性入居者も何人かいますが、彼女たちには絶対声をかけないのがさらにキモい。自分を客観視できてないんじゃないですかね。できてたらその歳でシェアハウスには住まないだろうけど」(宮崎さん・仮名・28歳)
50歳代で20歳代の若い女性にしか声をかけないというのも、確かに自分を客観視できないようですね。
こんな痛い事例がいくつも載っています。
いずれも若い居住者には、「反面教師」になっているとこの記事は結んでいますが、そしがやがもし住んでいたら、こんな勘違いな居住者には、なりたくなかったですね。
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