大学で栄養学の授業に出席しています。
健康に関連した講義なので、人気の高いもので、いつも教室は学生でいっぱいです。
先日は、1日8000歩歩いて、途中に20分間の速足が健康に一番良いと言っていました。
これはそしがやも普段から実行していることなので、今後も続けていきたいと思っています。
さて、その授業の先生なのですが、乳児用の粉ミルクは、究極の栄養食品なので、大人でも積極的に摂った方がいいといつも強調しています。
その理由はというと、
1 一世紀にもおよぶ母乳サイエンスから生まれた完全栄養食品
一生の中でも最も成長の著しい出生直後の赤ちゃんが粉ミルクだけで元気に育つ
2 吟味された原材料から作られ、アレルゲンが除去されている
健康食品とは異なり、アレルギー症状が起きる心配はない
3 厚生労働省が食品衛生法等で管轄する「特別用途食品」である
その乳児用粉ミルクの特徴としては、
・タンパク質のカゼイン/アルブミン比と含有量を母乳に近づけている
・母乳として、ラウリル酸などの飽和脂肪酸が多い乳脂肪をリノール酸などの不飽和脂肪酸を含む油脂(ラード、パーム油など)に置換し、ω3(αリノレン酸)/ω6(リノール酸)比を母乳に近づけている
・厚生労働省発行のガイドライン「日本人の食事摂取基準」に従い、ビタミン、ミネラル類の含有量を調整している
・βーカロチン、ヌクレオチド、タウリン、DHAなど乳児の発育に有益であるとされる成分を添加している
だからこのような完全栄養食である粉ミルクを赤ちゃんだけに独り占めさえるのはもったいない、と先生は言うのです。
自分もいつも飲んでいるとのことです。
具体的な乳児用粉ミルクの利用法としては、
1 ミルクとして飲む(赤ちゃん用レシピの2倍濃度がおいしい)
2 コーヒー、紅茶、ココアに牛乳・クリープの代わりに入れる
3 無糖ヨーグルトに加える(濃厚になる)
凍らせればフローズン・ヨーグルト、温めればホットヨーグルトとしておいし
く飲める
4 料理やデザートを作るときに牛乳の代わりに使う
こうしてみると粉ミルクは、先生が述べるように大人でも使えそうですが、今一つ踏み込めません。
やはり赤ちゃんのものというイメージがあるせいでしょうか。
それに赤ちゃんもいないのに、粉ミルクを買うのにも抵抗が結構あります。
この授業の先生の言うことは、大体説得力があり、大体実行しています。
最初に例として挙げた1日8000歩で速足20分などです。
ですが、乳児用の粉ミルクを飲むことだけは、実行するのを躊躇しています。
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