一時期自己啓発本をよく読んでいる時期がありました。
自己啓発本に書かれていることをすれば、悩んでいる問題が解決すると思っていました。
たぶん、50冊以上読んできたでしょう。
例えば、毎日日記にその日の良かったことや感謝すべきことを3つ書くということをしていたことがありました。
本に書かれたそのことをすれば、人生が変わるというものです。
1か月続けました。
最初は、その自己啓発本を読んだ勢いで一生懸命に書いていました。
そのうち書くことがなくなり、無論人生も変わるはずもなく、バカらしくなり、1か月ほどでやめてしまいました。
自己啓発本は、読んだときは、非常にポジティブな気持ちになれるものです。
一種の興奮状態で自分を変えることができるような気になります。
ですが、その気持ちは、すぐに萎えてしまいます。
その繰り返しをしてきたようです。
読んだ一時のポジティブな気持ちになれる一瞬の快楽が忘れられなかったのでしょうか。
ですが、いまは、もう読むことはありません。
自己啓発本に対する耐性がついてしまい、ちょっとしたことでは、ポジティブには、なれなくなったのかもしれません。
先日、「マツコ有吉の怒り新党」を見ていたら、そしがやと同じような体験をした女性の相談がありました。
ちょっと内容を紹介します。
自己啓発やスピリチュアル本にハマりました。
読んだ直後はポジティブな思考になります。
笑っていたらいいことがある
思い続ければ夢は叶う
みんなが嫌がることを率先してやる
などなどそれらを信じ実行してきましたが
今では本当の自分がわからなくなり、ストレスが溜まる一方です
そういった本は読むべきではないでしょうか?
というものです。
独身の女性で2年前に結婚まで考えた男性に振られ、相当落ち込んだことをきっかけに
新しい彼氏を作るための啓発本を読み始めたそうです。
50冊以上の本を読んできたようです。
そしがやの場合は、50冊ほど読んだところでもうダメだと考え、読むのをやめてしまいました。
この女性は、本当の自分がわからなくなり、ストレスがたまるばかりのようです。
二人の回答の中では、
有吉の「そんなの夢物語、おとぎ話」というのが印象に残りました。
自己啓発本は、確かに一種のファンタジーの世界ですね。
なるほどと思いました。
マツコは、「余裕がある人が読むもんよ。切羽詰ってる人は読んじゃダメよ。遊び半分で読んでる中から、自分のためになるのだけ抽出して記憶に残してる訳じゃん」
これもいいですね。
自分の都合のいいところだけ、おいしいところだけ、取ればいいわけです。
この相談をした女性が二人のアドバイスで少しは、気持ちが楽になったら、いいなあ、と感じました。
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