そしがやは、学校を卒業してから一つの職業しか経験していませんが、学生時代の友人には、勤めた会社が自分の望んだものとは違うと転職をした人が何人かいます。
今思い出すと就職した会社を3日で辞めたという人もいました。
またあこがれる仕事を求めて、留年して再度自分の希望する就職先を探すという人もいました。
彼らは、夢を追いかけていたんでしょうね。
そしがやは、たまたま受けて合格した公務員になったというだけです。
5か所の役所を受けて、どうにか受かった唯一の自治体に拾ってもらったというところです。
民間企業もいくつか受けましたが、いずれもダメでした。
そしがやは、公務員という仕事に満足していたわけではありませんが、転職も面倒くさくて、ほかの就職先もそんなに魅力的には見えず、ずっと勤めてきて、約40年経ち、リタイアしました。
夢を追いかけても天職なんて、ないというのが、そしがやの率直な気持ちです。
そんな気持ちを科学的に証明したという記事が載っていました。
少し紹介します。
自己啓発や意識高い系の世界では、「好きなことを仕事にしよう!」といったフレーズをよく聞きます。確かに、大好きなことさえ仕事にすれば、自然とモチベーションが上がって仕事の効率も良くなり、幸せなビジネスライフを送れそうです。
が、実は科学の結論はまったくの逆。これまでに行われた調査では、いずれも「夢や情熱なんて追っても意味はない!」との結果が出ているのです。
学生時代は、好きなことをすれば、やる気が出て、幸せになれると考えていました。
ですが 実際はやはり違うようです。
例えば、ジョージタウン大学のカル・ニューポート博士は、2012年に「天職」に関するリサーチを行いました(1)。その結果を、博士は以下のように説明しています。
「私は、自分の仕事を『天職』だと考えている人たちにインタビューを行った。彼らが、どうやって仕事へ情熱を持つようになったかを明らかにするのが目的だ。 その結果、おもしろいことがわかった。彼らの多くは人生の目標を持っておらず、ほとんどが偶然の結果として現在の職についていたのだ。『夢を追いかけろ!』と煽る人たちにとっては衝撃的なデータだろう』
この後に具体的な調査例が載っていますが、夢を追うのと幸福度は、比例しないという結果が出ています。
そしがやにとっては、予想通りでした。
人によっては、意外だった人もいるかもしれません。
ところで、最初に述べた学生時代の友人で会社を3日で辞めた友人は、いまどう考えているでしょうか。
もうずっと会っていませんが、もし会う機会があったら、聞いてみたいものです。
3日で会社を辞めて、転職して幸せだったかどうか。
関連記事