先日、大学の友人たちと喫茶店に入りました。
駅前によくあるチェーン店ではなくて、昔ながらの個人営業の店です。
60歳代と思われる夫婦が経営していて、昭和っぽい雰囲気です。
4人ほどでコーヒーを飲んでいたのですが、そこへその店には、ちょっと似つかわしくない、30歳代と思われる今ふうの若い女性が入ってきました。
友人の一人を見つけて、話しかけました。
知り合いのようです。
話を聞いていると、区役所に言って、今度予算をつけてもらえることになりました、なんていう話をしていました。
一瞬どういう人か分かりませんでしたが、最後にみなに名刺を渡してくれました。
そこには、区議会議員と書かれていました。
友人は、ボランティアで近くの公立小学校の生徒に時間外に勉強を教えているのですが、その交通費が付くようになったということのようです。
区議会議員のイメージとちょっと違っていたので、意外な感じがしましたが、今は彼女のような若い女性の議員も結構いるようです。
最後に、店の奥に入っていって、経営者夫婦に何かを話しています。
彼女は、その店の娘だったのです。
それで突然、店の中に入ってきた理由がわかりました。
何だか、その時に区議会議員が身近な存在に感じました。
誰でもできそうです。
それに就職難の若者にとってもいい就職先になるような気がしました。
それは、以前、こんなブログの記事を読んだことがあったからです。
すこし内容を紹介します。
品川区議会議員の須貝ゆきひろ氏が、政治家の年収を公開しています。
ヒラの都議会議員 年収は約1810万円 政務調査費は720万円 議員年金補助として約74万円を加えると、一人の都議会議員に毎年約2600万円かかります。この他に、海外視察費として一人あたり約150万円 予算化されています。
ヒラの区議会議員 年収は約1040万円 政務調査費は228万円 一人の区議会議員に毎年約1230万円かかります。この他に、海外調査費として、一人あたり約70万円が予算化されています。(議員年金は廃止になりました。)
結構いい金額です。
でも、なるのが大変と思いそうですが、そうでもないようです。
地方議会議員選挙での倍率は1.2倍!
全国の地方議会議員選挙での倍率は、なんと1.2倍程度。実に80%を超える当選確率となっている。一般企業に就職しようと思えば、当然ながら何倍もの倍率を勝ち抜かなければならない。公務員になるの一般企業同様で、2011年度の東京23区事務職I類採用倍率は8.1倍であった。
誠 Biz.ID:議員に“転職”という選択肢:地方議員になろう (1/3)
実に当選しやすいわけですね。とある地方議員の方からは、「若者というだけで受かるよ」なんて話も聞いたことがあります。
目的意識を持ち、社会を変えていこうという気概を持った若者にとっては、いい就職先でしょう。
民間企業に就職したり、公務員になるより倍率は、低いようです。
政治が堕落するという意見も出てきそうですが、4年に1回は選挙があります。
いい加減な人間は、そこで淘汰されます。
だから、発想を変えて、就職できなかった若者は、議員を就職先として考えてみたらどうかなって、最初の喫茶店で会った女性議員を見て、思いました。
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