沖縄というと自然の楽園と基地が多いという相反するイメージがあります。
楽園のイメージでいうとリタイアして、移り住んだ人の話とか、芸能人や文化人でも別荘を持つ人が多いことはよく聞きます。
ですが、反面、米軍基地の情報は、もっとあふれています。
そのほとんどは、沖縄には、日本国内で基地が一番集中して、過重な負担に苦しんでいるというものです。
多分、最近は、このニュースが沖縄に関するものでは、ほとんどでしょう。
ですが、沖縄って、これだけでしょうか。
こんなステレオタイプのイメージを打ち破ってくれる本を読みました。
「沖縄の不都合な真実」です。
本土のメディアには、流れることのない情報ばかりで驚きます。
すこし一部を紹介します。
沖縄は格差社会だというものです。
沖縄は南の楽園だというイメージがあったので、所得は高くないが、皆平等で助け合って暮らしているとそしがやは、思っていました。
ですが、国内でも一番格差があるとこの本では、述べられています。
高くなるほど貧富の差があることを示すジニ係数が、沖縄は、2009年度で、0.339と全国一です。
また、逆に2006年度に所得が1000万円を超える納税者の割合が、沖縄は、10.2パーセントで全国9位。
貧しい人が多くて、平均所得は最低なのに金持ちもたくさんいるという不思議が結果が出ています。
つまり、すさまじい格差社会だということです。
日本一高い失業率と日本一低い労働分配率が格差の原因のようです。
こんなちょっと考えられない数字が、この本には並んでいます。
他にも意外なことが書かれていて、新聞やテレビなどのメディアには、流れないものが多く、沖縄のイメージがかなり変わる本です。
数年前に沖縄を旅したことがあります。
観光旅行だったのですが、自然は美しくて、リタイアしたら、沖縄に住みたいという気になったものです。
ですが、そんな表面的でない沖縄の姿がこの本には、書かれていて、参考になります。
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