そしがやは、寒いのが嫌いで冬の間だけでも沖縄に住んでみたいといつも考えています。
ですが、諸事情があって、なかなか実現できていません。
そんな中、夫婦で沖縄に住みたいという相談の記事を読みました。
■相談内容
子ども2人が大学に入ったと同時に現在の仕事を退職し、沖縄への移住を考えています。しかし、現在の資金では心もとないようにも思い、なかなか踏み切れません。現在、外資系メーカーに勤めており、給与水準は高い一方、勤務時間が長く出張も多いため、いつまでも続けられる仕事ではないと感じています。移住後は夫婦ともに薬剤師として働くことが可能です。その場合、現在の家は貸し出す(家賃相場15万円予定)です。
相談者は、41歳の薬剤師の資格を持つ会社員です。
同じ年齢で薬剤師の妻と11歳と10歳の子どもがいます。
収入は夫婦ふたりで月額65万円でボーナスもふたりで230万円あります。
資産は貯蓄、投資あわせて、3200万です。
FPのアドバイスは、
アドバイス1 教育費は大学院まで十分用意できる
結論から言えば、このまま順調に貯めることができれば、沖縄移住について資金的には何の問題ありません。理由のひとつとして、世帯収入が高く、沖縄移住までに十分な資金が用意できるということがあります。現在の貯蓄ペースは、確定拠出年金も加えれば年間470万円ほど。長女の方が大学進学する8年後までに3760万円、貯蓄を上積みできます。投資商品の評価額が変わらないとすれば、その時点での保有する金融資産は約7000万円となるわけです。
心配されている教育費については、学資保険で500万円用意されていますので、希望どおりの国公立であれば大学から、さらに大学院まで進学したとしても、追加で必要となる資金は2人合わせて350万~400万円といったところでしょう。
現在の収入が高くて、資産も多いので、沖縄移住の可能性は高いですね。
そしがやもそう思います。
教育費も十分な気がします。
アドバイス2 60歳リタイヤも資金的には可能
理由のもうひとつが、沖縄移住後も安定して収入を得ることが期待できるからです。夫婦とも薬剤師の資格をお持ちですから、おそらく現地での求職にはさほど困らないはず。給与水準は東京や大阪よりは低くとも、生活費も下がりますから、それもさほど問題ありません。
やはり薬剤師という資格を夫婦ともに持っていることが大きいですね。
いまどのドラッグストアも薬剤師を求めているし、移住してもすぐに仕事ができるのはアドバンテージです。
アドバイス3 リタイヤ後は投資の割合を落としていく
もう1点は、資産管理です。リタイヤ後は、投資商品を徐々に現金化していくことをオススメします。もちろん、インフレ対策などのために運用も必要ですが、収入が年金だけとなった場合、あまりリスクは取りたくはありません。利益確定をしながら、少なくとも金額的には現在の半分程度には下げたいところです。
この相談者は、資産のうち貯蓄が1930万円、株などの投資資産が1315万円です。
FPの言うように働いている今は、この割合でもいいでしょうが、リタイアしたら、投資資産を減らすというアドバイスは、妥当なものです。
それにしても、この方が沖縄移住ができる可能性が高いのは、薬剤師という資格を持っていることが大きいですね。
その資格が現在の高い収入にも結びついているように思います。
夫婦とも沖縄に移住したいということで気持ちが固まっているのが、いいですね。
実をいうとそしがやの場合、妻が沖縄にあまり積極的でないというのが、沖縄に住むという決断ができない一番の理由です。
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