収入は、増えれば増えるほど幸せになれると考えていたときもありました。
それは就職してまだ給料が本当に低いころはそう思っていました。
ですが、勤続年数を重ね、給料が上がって来ると、一定の収入があれば、それ以上増えても幸せ感はそんなに増えないと感じるようになりました。
収入以外の要素の方が大きいのです。
例えば、職場の人間関係や仕事の満足度とかです。
これはよく言われていることでしょう。
ところでその幸せを感じる最適の年収って、いくらくらいなんでしょうか。
こんな記事を見つけました。
msnニュースに載っていたものです。
興味深かった部分を紹介します。
生きていくために先立つものはカネ。ないよりはあったほうがいい。ただ、あればあっただけいい、と言うわけではなく、この額であれば、多すぎず、少なすぎず、完璧だというマジックナンバーがあるそうだ。その研究を2010年に発表したのが、「消費、貧困と厚生に関する分析」により昨年のノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のエコノミスト、アンガス・ディートン教授だ。
彼はアメリカ人の「究極の年収額」として、年に7万5000ドルという数字が導き出した。円換算で1ドル115円とすると、862万5000円。人はこの7万5000ドルに達するまでは、報酬が増えれば増えるほど日々感じる幸福感が増すが、その額に達すると幸福感は増えないという。
このディートン教授の研究によると究極の年収は、日本円で「862万5千円」とのことです。
そしがやは、1千万円くらいかなと想像していましたが、やや低い数字でした。
この額に達すると幸福感は増えないとのことです。
ところで日本人でこの年収に達している人はどの程度いるんでしょうか。
この額を多いとみるか、少ないとみるか。国税庁のデータによれば、2014年の日本人の年間の平均給与は415万円。男女別でみると、男性514万円、女性272万円で、800万円以上は男性でも約13%、女性に至っては2%にも満たないという状況だ。つまり日本人の9割以上の人はこの「理想の報酬」にはたどりついていない。
一方で、アメリカはどうかというと、25歳以上の年間平均収入は3万2140ドル(1ドル115円換算で約369万円)。日本より若干低く、7万5000ドル以上は全体の12%弱と、日本より高いが、際立って多いという感じでもない。
日本の男女平均の862万5千円以上の年収の割合は、書かれていませんが、アメリカの12%弱より低いようです。
大体1割くらいなんでしょうか。
そしがやの場合は、残念ながらその年収までは行きませんでしたが、幸せ感は、収入ではないという感じがしていました。
無論個人差や国による違いもあるんでしょうが、単純に年収が増えれば、幸せを感じるということでないことは、間違いないようです。
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