そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

「日本は世界一格差のない国」は、ほめ言葉か?

以前の日本は、一億総中産階級という言葉があったくらい、格差のない社会だと思われていました。

ですが、いまは格差が問題になっています。

どんな国も格差のない社会を目指していますが、平等を標榜する共産主義の中国は日本以上に所得格差が進んでいるようです。

そんな格差のない社会ですが、やはり他の国の人から見ると日本はまだ平等社会のようです。
そんな格差についての記事を読みました。

ニフティニュースに載ったものです。

 

「日本は世界一格差のない国」 景気好転には格差必要?:@niftyニュース

 

この記事の中でディーラーの藤巻氏は、こんな経験を述べています。

 

日本でも格差是正が騒がれているが、私の部下だったモルガン銀行勤務の外国人はかならずや「日本は世界一格差のない国だ」と言いながら帰国したものだ。褒め言葉ではない。活力を失った日本経済を揶揄(やゆ)する言葉だ。過度の結果平等は働く意欲を削ぎ国力を落とす。

 

国内では、格差が問題になっていますが、「日本は世界一格差のない国」だと外国人には、思われているようです。

ですが、これがほめ言葉でないのが、意外です。

藤巻氏の主張は、過度の平等主義は、国力を落とすと言っています。

 

ちょっと今のマスコミの論調とは大分違いますね。

非正規労働が増えてきて、格差が拡大しているというのが、日本のメディアに載る論調です。

 

そしがやの実感としては、一億総中産階級と言われていた以前ほどではないが、日本はやはり世界的に見ると平等社会だと思います。

その平等主義が日本の繁栄を支えてきたように感じています。

勿論、平等主義が過度かどうかは、わかりませんが。

藤巻氏はこんなことを結論として述べています。

 

米企業での勤務経験のある私に言わせると、トップの能力により企業業績には雲泥の差がつく。それにもかかわらず「格差是正、格差是正」と騒ぐのはいかがなものか? 企業の持ち主である株主にとっては「低い報酬で能力のない」経営者より、「高い報酬でも能力の高い」経営者のほうがよほどいい。業績が良くなれば従業員の給料も上がる。仕事は増える。個人消費は増え景気は好転する。法人税収も増え、国の財政赤字も減る。社会に活力が生まれる。日本国の国際競争力も増す。

 

これって、どうなんでしょうか。

企業って、経営者の能力だけで業績がよくなるものでしょうか。

やはりひとりひとりの従業員の力量も大きいでしょう。

特に日本の場合は、経営者の力もありますが、従業員の努力もあって、ここまで来たのではないか。

過度の平等主義もどうかと思いますが、藤巻氏が主張するようにあまり格差を広げるのも日本企業や日本社会の良さを消してしまいますね。

 

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