ミッション系の大学に通っているので、キリスト教の授業を取っています。
先日は、授業の中で「サン・オブ・ゴッド」という映画を見ました
それは、イエス・キリストの一生を聖書に忠実に描いた作品です。
授業でも分かったのですが、キリスト教というは、ユダヤ教から生まれたのです。
つまりユダヤ教の神もキリスト教の神も同じものだということです。
また同じゼミの友人の一人でイスラム社会についての授業を取っている人がいます。
その授業の中身を説明してくれたのですが、イスラム教でいうアッラーの神というアッラーは、アラビア語では、単に神という意味だと教えてくれました。
定冠詞のアルに神という意味のイラーが付いたものだそうです。
英語で言えば、「the god」です。
よくニュース映像で流れる「アッラーは偉大なり」は、正確には、「神は偉大なり」という意味だというのです。
アッラーという特別な神がいるわけではないのです。
また友人は、イスラム教では、旧約聖書に登場するアダム、ノア、アブラハム、モーゼ、そして新約聖書に登場するイエス、それにコーランに現れるムハンマドの6人をアッラーの使徒としているようです。
イスラム教は、ユダヤ教やキリスト教という同じ一神教の流れの中に生まれた宗教のようです。
そんなことの説明を受けるとイスラム教のアッラーと呼ばれている神とキリスト教の神とは同じものではないか、と友人と別れたあとに思いました。
そうだとすれば、何か同じ神を信じながら、戦いをしてきたというのは、よくわからないことだなあ、と率直に感じました。
同じ神の名のもとに長年戦い続け、どのくらいの血が流れたのでしょうか。
今度のキリスト教の授業のときに二つの宗教の神は同じものか、先生にたずねてみようと思いました。
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